写真
![IMG_0339.JPG](http://cdn.goope.jp/161153/210410121423-6071180f2c92b_l.jpg)
・1908(明治41)年、神奈川県立園芸試験場が二宮町二宮に開設される。
この地は、2020年、生涯学習センターラディアンに。
・1919(大正8)年、二宮町中里に東京帝国大学農学部付属二宮果樹園が開園。
薩摩藩出身、第十五銀行(三井住友の前身)の頭取、園田孝吉の別荘地買収
二宮が、栽培限界のミカンの北限、リンゴの南限に位置していたから、
というのが、その理由の一つになっている。
・1960(昭和35)年、二宮町二宮に東京農業大学二宮柑橘園の開園
富士見ヶ丘の山頂近辺より相模湾側に面して、現存。
以上より、二宮がその昔は、農業園芸を研究する拠点になっていた事がわかる。
![東京大学 果樹園跡地](http://cdn.goope.jp/161153/210410122659-60711b03399e9_l.jpg)
東大果樹園跡地のすぐ隣には、鶴巻田横穴墓があります。
ここにはたくさんの、貝の化石があり、海底が隆起して出来た
地形を物語っています。又、跡地には諏訪脇横穴墓があり、
たくさんの古墳時代の遺物が出土されました。皇族の有力者
が住んでいたと言われています。古代ロマンを感じるこの跡地
は、ただの果樹園跡地では無い、何かがある気がします。
昨日、この地を実際、散策して鈍感な私でも少し感じました(笑)
![IMG_0354.JPG](http://cdn.goope.jp/161153/210411152804-607296f468ec5_l.jpg)
2008(平成8)年、13年前に閉園。
私が今の職場に来たのは、10年前になり、当時の事は分かりません。
自然塾の方に、少し当時の事を聞くと、正門前でたまに、野菜や果物などを
安く、学生さん自ら、販売する事もあったそうで、懐かしそうに語って
いただきました。学生もここ二宮での、研修活動がいい学生時代の思い出に
なっていたかと想像できます。潮風、そして、海の見える景色、地域の人
との交流など。東京から電車に乗ってくると良く分かるけど、平塚を
超えると別世界になるからネ(笑)
![IMG_0402.JPG](http://cdn.goope.jp/161153/210417102202-607a383a7d64d_l.jpg)
店名のルスティカは、”素朴”、”田舎”という意味合いがあるそうです。
その名にふさわしく店は、二宮の町はずれの旧道沿いで、もう少しで中井町
という場所にあります(笑)料理も美味しいと評判のお店ですが、まずは
空気が美味しい、山や畑の見える緑多い場所にあります。そして、店の
看板も味があってイイ感じです。
![IMG_0409.JPG](http://cdn.goope.jp/161153/210417102844-607a39cc6a140_l.jpg)
シェフの谷川さんは、東京・広尾の南イタリア料理店「パルテノペ」の料理長でした。
奥さんも同じ職場でデザートや前菜を担当されていたそうです。
雑誌で、二宮の事を知り、吾妻山の景色に感動され、又、車で二宮を一回りした中、
自然豊かで、山や畑のある緑多い風景、そして、温かい人々や山里の地域性が、
子育てに適した良い環境という事で、移住を決められたそうです。
そんなご夫婦の店”ルスティカ”、上質の旬の食材で、飾らないシンプルな料理が
信条だそうです。