写真
・1908(明治41)年、神奈川県立園芸試験場が二宮町二宮に開設される。
この地は、2020年、生涯学習センターラディアンに。
・1919(大正8)年、二宮町中里に東京帝国大学農学部付属二宮果樹園が開園。
薩摩藩出身、第十五銀行(三井住友の前身)の頭取、園田孝吉の別荘地買収
二宮が、栽培限界のミカンの北限、リンゴの南限に位置していたから、
というのが、その理由の一つになっている。
・1960(昭和35)年、二宮町二宮に東京農業大学二宮柑橘園の開園
富士見ヶ丘の山頂近辺より相模湾側に面して、現存。
以上より、二宮がその昔は、農業園芸を研究する拠点になっていた事がわかる。
東大果樹園跡地のすぐ隣には、鶴巻田横穴墓があります。
ここにはたくさんの、貝の化石があり、海底が隆起して出来た
地形を物語っています。又、跡地には諏訪脇横穴墓があり、
たくさんの古墳時代の遺物が出土されました。皇族の有力者
が住んでいたと言われています。古代ロマンを感じるこの跡地
は、ただの果樹園跡地では無い、何かがある気がします。
昨日、この地を実際、散策して鈍感な私でも少し感じました(笑)
2008(平成8)年、13年前に閉園。
私が今の職場に来たのは、10年前になり、当時の事は分かりません。
自然塾の方に、少し当時の事を聞くと、正門前でたまに、野菜や果物などを
安く、学生さん自ら、販売する事もあったそうで、懐かしそうに語って
いただきました。学生もここ二宮での、研修活動がいい学生時代の思い出に
なっていたかと想像できます。潮風、そして、海の見える景色、地域の人
との交流など。東京から電車に乗ってくると良く分かるけど、平塚を
超えると別世界になるからネ(笑)
店名のルスティカは、”素朴”、”田舎”という意味合いがあるそうです。
その名にふさわしく店は、二宮の町はずれの旧道沿いで、もう少しで中井町
という場所にあります(笑)料理も美味しいと評判のお店ですが、まずは
空気が美味しい、山や畑の見える緑多い場所にあります。そして、店の
看板も味があってイイ感じです。
シェフの谷川さんは、東京・広尾の南イタリア料理店「パルテノペ」の料理長でした。
奥さんも同じ職場でデザートや前菜を担当されていたそうです。
雑誌で、二宮の事を知り、吾妻山の景色に感動され、又、車で二宮を一回りした中、
自然豊かで、山や畑のある緑多い風景、そして、温かい人々や山里の地域性が、
子育てに適した良い環境という事で、移住を決められたそうです。
そんなご夫婦の店”ルスティカ”、上質の旬の食材で、飾らないシンプルな料理が
信条だそうです。