インフォメーション
”魚の棚”を後にして、普通なら明石城趾に行くのですが、今回は体調不良
にて、パス。恥ずかしながら、足に豆ができ、痛くて普通に歩けない為です(泣)
2年前に来た時、散策しましたが、イイ公園です(笑)
さて、それでは”人丸花壇”さんへ
JR明石駅の南口より、山陽電車に乗り、神戸方面へ向かい一つ目の”人丸前”駅へ
ホームには大きな標準時子午線の看板、そして、東経135度の経線が引かれ、
北の方向に”天文科学館”が見えます。
東経135度の経線と天文科学館
天文科学館では「時」と「宇宙」の素晴らしさを感じることができます。
こちらも残念ながら”足豆痛”で行っていません(泣)
南側では、遠くに”明石海峡大橋”
駅名は、駅北側の人丸山公園に因り、”人丸"とは柿本人麻呂のことらしい。
人丸花壇
老舗の”料亭旅館”、歴史と風格が漂い、葵の紋が際立っています。
食事、そして、宿泊するのは滋賀の余呉の”徳山鮓”以来の2年ぶり。
料亭は大磯の”松月”以来、こちらも2年ぶり、明石の海鮮を使った料理
楽しみです。
玄関先までの通路。雨の日などへの心遣いが感じられます。
玄関脇の池には錦鯉が優雅に泳いでます。
生け花の下の木に”しめ縄”
さかなクン・コーナー
お土産品等を販売されている一角に展示。色紙より訪歴を見ると
最初が2007年、2011年、2021年です。三枚とも”タコ”の絵です。
確か、今年、NHKの番組で”タコ”の特集をやっているのを見ました。
さかなクンがかなりのタコ好きで、そして、”人丸花壇”とは両想いの
関係だというのが分かります。鯛の絵は一枚も無いし(笑)
秩父宮妃殿下
平成4年10月24日、明石市御行啓に際しご昼食御用賜わる
他にも写真はありましたが、上記、2枚の写真で”皇族”とのユカリ、歴史
が充分に感じられました。そんな老舗の”料亭旅館”に”お一人様”で電話して
運よく、宿泊や食事ができるなんて感謝しかありません。
これって、普段の心がけかな!?(笑)
いい雰囲気の和室。そして、お一人様での部屋食です。ケッコウ贅沢かも(笑)
総檜造りの浴場
木の香りに包まれての、入浴最高。タライや腰掛も木で癒されます。
最近は、サウナ施設のある大きな浴場に行っているので、これぐらいの
大きさが風情があってイイ感じ。
入浴後、部屋に戻り、しばらくすると和服姿の仲居さんが着て、八寸と
瓶ビールを持ってきてくれました。丁寧にテキパキとした好感の持てる
応対だったので、確認のためお尋ねしました。
『もしかして、女将さんですか?』。仲居さんは大笑いされ
『違います。とんでもないです』と笑顔での対応でした(笑)
八寸
それぞれ、カワイイ小さな器にカワイク盛られていますが美味しいです。
柿にはキノコ、ゆずにはイカの塩から
少量ですが、ノンベーには有難い品々です。
料理は順次でなく、選択で一度に出して頂きました。タコ飯のみ後出し。
通常だと”タコしゃぶ”、”たこ刺し”が出るようですが、タコ漁が不漁で
”たこ飯”に変更。”魚の棚”に入った時に、生ダコ見たのが、写真にも
撮った4パックのみでした。そして、店においても”不漁”の貼り紙を
何件か見ました。前回、2年前夏に行ったときは、そりゃたくさんの
生ダコを見たので、季節や時期によっては、こうも違いがあるかと
思いました。天然だから仕方ないね(泣)
季節感を感じさせる見事な盛り付けです。
サワラ、タイ、ホタテ、イカ、エビ。それぞれ美味しかった中、
タイは絶品でした。歯ごたえ、コリとする筋肉感、ほんのりの甘さ
”これぞ明石のタイ”でした。
銘酒がズラリ
明石は、神戸の灘に対し、「西灘」と呼ばれる酒どころです
現在、6店の酒蔵があります。
龍力(姫路:本田商店)とやわらぎ。切子グラスがオシャレです
まずは、ネーミングで龍力を選択(笑)しかし、これは銘酒で
兵庫県特A地区の山田錦のみを使用しています。口当たりも良く
美味しかったです。何も言わずに”やわらぎ”=水が出てくるのは
さすがです。
鯛宝楽焼
淡路島では焙烙という素焼きの鍋で蒸し焼きにします。
その鍋の”ほうろく”をもじり”宝楽”焼きと呼ばれています。
鯛の皮と身が、驚くほど綺麗に離れてどちらも美味しくいただけます。
皮も身も絶品、さすが明石の鯛です。
天ぷら
なす、レンコン、シシトウ、イカ、穴子
穴子
この穴子は絶品。それに、ころもが柔らかくまた旨い。
焼酎も銘酒がズラリ
ノンベー、オールラウンダーの私にとっては、ほぼ何でもOKですが(笑)
この中で知っているのは一つだけ。球磨焼酎の鳥飼です。
球磨焼酎(米)鳥飼 をロックで
球磨焼酎の中でも人気の逸品です。TVのCMなど有りませんが、酒屋や
こだわりのある居酒屋などではケッコウ見かけます。ストレートで飲んでも
フルーティーな日本酒を思わせる飲み口。雅子様ご愛飲は知らんかった(笑)
ここからは、恥ずかしながら酔ったようで味はよく覚えていません(笑)
タコの酢物だったかな?
タコ飯 上品なイイお味
お吸い物
デザート りんご、柿、ようかん?
ここでほぼ、お腹一杯。夜食用におにぎりとだし巻きを頼みました。
だし巻き美味しかったです。
ハイボールは自動販売機にて買いました。海苔は明石産です。
部屋食ではありませんでしたが、久々に日本の”朝ご飯”を頂きました。
朝食は、最近はバイキングが主流です。何処に何があるか分からず、
ウロウロするものです。ちゃんと配膳されている朝食は久しぶりです。
館主夫妻、石原良純、笑瓶、オセロ(中島)
館主、辰巳琢郎、柳沢慎吾
館主(元)と松平家当主(明治元年頃)の写真
お会計の際、待合席で少し座ろうとした時に、『新聞でもどうですか』
と勧めてくれました。写真を撮っていたので、優和なお顔よりすぐ館主と
分かりました。挨拶をして、宜しければ、写真をということで、上の
ポーズをしていただきました。
お会計では、旅行支援5000円、地域クーポン3000円、計8000円を
対応していただきました。私からは要請は何もしてなくて、フロントの
担当の方から説明にて、良心的かつ丁寧に対応いただきました。
松平家より嫁がれた”女将”さんです
普通は玄関口で挨拶のみ、でも嬉しいものですが、なんと通路の階段を
降りて来てくださいました。感激ものです。記念に写真を撮らせて、
いただきました。日本、おもてなしの”心”を、今回、改めて知った気が
します。機会があれば、又、たこのたくさん取れるであろう夏季に
再訪したいものです。
次回は、淡路島、岩屋の林屋鮓店へ行って来ます。お楽しみに。