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4月13日(日)、いよいよ東北桜旅、出発の日が来た。
この日は、曇り空で小さな雨も降っている。最寄りの鴨宮を
7時19分発のJR東海道線のグリーン車で、東京駅に向かう。
この日、目指すは山形。全国都道府県の中、最終の未踏地です。
今回は桜旅なので、先ずは、南陽市の桜の名所・烏帽子山を
目指します。前回、初見参の秋田編で書いてますが、小田原の
飲み屋で、話かけて見たら、秋田の人だったという事が2回
あったという話をしています。
それと、同様な話が、3月、真鶴でありました。これは、干物の
美味しいお店で、昼飲みしていたら、隣に座ったのが、老夫婦と
大学生風のお孫さんでした。話の中、お孫さんは学生OR社会人
のようで山形から来たとの事。こんな偶然があるんだと思いつつ
いつもの癖(笑)で、話かけてみました。
「来月、山形の烏帽子山へ桜を見に行きます」、その学生風の彼は
一言、「渋いですね」でした(笑)
山形の人と言えば、前の会社の先輩がいたぐらいで、それ以外は、
ほぼ出会った人は皆無でした。それが、こんな場所で、こんな時期に
たまたまとはいえ、ナカナカないよネ。これが、今回の旅の”伏線”に
なったような気がする。今、思えば。
JR新幹線つばさ
東京発8:56分、JR新幹線つばさ129号に乗車。
つばさの車体のモチーフは、山形県鳥の”おしどり”だそうです。
おしどり 色あざやかな方がオス
仲睦まじい夫婦を”おしどり夫婦”と呼ぶので、生涯を仲良く添い遂げる
鳥かと思われるが、メスが卵を産んで温め始めると、オスは何処かへ
行ってしまうらしい(笑)
やはり、旅の楽しみ”車内”で食べる弁当、とビール。
今回は、深川めしをいただきました。
深川めし
あさりは栄養豊富で、血圧をさげ、コレストロール値も下げるそうです。
シンプルな料理だけど美味い。あさりが”何処産”かは確認、忘れた(笑)
最近、スーパーには国産ではなく、中国産が多い。国産のプリプリあさり
が食べたいと思うので、潮干狩りに行って見ようかと本気で検討中(笑)
さて、電車からは良くは見えないけど、桜が咲いてる車窓からの風景は
いいものです。埼玉、そして、福島を通り、いよいよ山形です。
山形に近づくにつれて、車窓からの風景が一変してきました。
周りに住宅は見えず、森、いや山中を走っています。それも、一面の
雪の中を。
車窓からの雪景色
春とはいえ、少しぐらい雪があった方が風情があり、東北らしくて
イイかなと思っていたが、全面雪とは少し驚いた。
しばらくすると米沢駅だったが、まわりの山々はまだ雪で白い部分
がケッコウ多い。明日は、ここで、昼食と上杉神社に参拝予定。
米沢牛のすき焼き、そして、”天と地”との名将、上杉謙信を祀った
神社でもあり楽しみです。
それから、しばらく走り赤湯駅に11:15分到着。駅を降りホームの
壁を見て驚く。
”ようこそ ラーメンのまち 南陽市へ”の壁画or漫画の大パネル。
”ラーメン大好き 小泉さん” ✖ ”南陽市役所 ラーメン課”
この時点では、面白いユニークな町だと、ワクワクした。
ようこそ、ラーメンのまち、南陽市へ
ラーメン大好き小泉さん ✖ 南陽市役所 ラーメン課
改札を入り、駅構内にも等身大程の漫画パネルあり。
この時、ふと思い出したのはあの”小池さん”だった。
伝説の”小池さん”
たぶんラーメン好きの人は知っている(笑)
藤子不二雄の最初のTV漫画、”おばけのQ太郎”で
登場するあの人です。キャラはかなり違うが
なんらかの関係がありそう。後で検証したい
と思います(笑)
菊とぶどうといで湯の里 南陽市へ
なかなかのモダンな駅舎
今、この記事を書きながら知りましたが、山形新幹線開通に合わせて駅舎が
建設され、通商産業省グッドデザイン賞など受賞しており、パラグライダーを
模した意匠になっており、建物内部には一切鉄骨がない構造らしい。
お腹も減ってきたので、とりあえず昼食の予定の”赤湯ラーメン 龍上海”を
目指す。気温はやはり、二宮、小田原に比較すると5度程低く、曇り空で
肌寒い。桜情報では、烏帽子山はまだつぼみの状態で、歩いていても何処にも
春らしさはなく、まだ冬なのです。
”龍上海”は今回の桜旅の目的地の、烏帽子山すぐ近所にあるらしい。
赤湯温泉 と 吉野川
石碑も、川にかかる橋も比較的に新しい。そして、現在歩いている道も。
橋を渡り左に曲がり、旧道の方へ向かう。そして、”龍上海”に到着。
ようやく、店から人が出てきた。これで多少、行列は前進はしたが、まだ
店入りまでは、時間がかかりそう。店は32席、あるが、ぎゅう詰めは
ないので、一回で20数人程で、約2時間待ちを覚悟(笑)
隣の50才前後の夫婦!?と色々話が出来た。今回は岩手の盛岡から
きたらしい。昨日は山形市内で一泊されたようで、山形城の桜はそこそこ
咲いてるとの事。市内には”龍上海”の支店があり、そこで食べたことも
あるが、今回は10年ぶりに”赤湯の本店”にきたらしい。
実は明日、盛岡に泊まるので、現地のラーメンの美味しい店を、2,3
教えてもらう。
一時間程並び、ようやく店の脇へ。
ここから、さらに1時間程並びます。
赤湯ラーメン 龍上海 麺工房
道路の向側にあります。参考までに、同じ南陽市には栄町支店(夜営業のみ)
他に、米沢、山形市内、鶴岡、東根にも支店。さらに、神奈川県下にもあった
ナント、新横浜ラーメン博物館にも支店あり(驚)。龍上海が山形を代表する
ラーメン店だというのが、改めて分かった。
行列より、店内が見渡せる場所まで来た。奥の厨房にて麺の湯切りをしている
姿が見えた。距離は離れているが、かなりの迫力を感じた。そして、一気に
客席にラーメンが運ばれてゆく。こんなに次々に、ラーメンが出来上がり
運ばれて行く光景は見たことがない。
さらに、行列が進みようやく次、入店できる位置へ。そして、店員がメニュー
を持って注文を取りに来た。残念ながら餃子もビールもなく、ラーメンのみ。
そういう訳もあり、普段食べることはない、”赤湯からみそ”を大盛で注文(笑)
なんせ、2時間待ちだからね。
お品書き
店入口 龍上海本店 赤湯ラーメン 暖簾の色合いが”渋い”
店内 入口付近のカウンター席に着席
奥のテーブル席より出来上がり次第に、ラーメンが出される。本当に
次から次へと出てくる。4、5分程で我が席にも着丼。
赤湯からみそラーメン 中央にからみそ 色合いが渋い
先ずはスープ、魚介と豚骨を合わせてあるようで何とも言えない旨さ。
そして、中太のちぢれ麺、程よい柔らかさでモチモチして、イイ感じ。
さらに、チャーシュー、薄いがイイ味付けがされており、脂身の旨さと
スープに合っていて、これが、又、旨い。中央のからみそを溶かさずとも
充分だが、好みで、からみそで味変できるのもイイ。実際、からみそを
全てとかしても、マイルドな辛さなので、辛いのが苦手な人でもOK。
食べ進めると、”龍上海”のロゴが出てくる
龍上海という店名、字体がカッコ良く、どんぶりも”渋い”
そいうえば、”渋い”、どこかで聞いたような言葉(笑)
レシート 時間13:42 品名 からみそ大盛 1,100円
店について、並んだのが11:40分頃だったのでほぼ、約2時間待ち
だったのが分かる。
さて、駅前のパネルの「ラーメン大好き小泉さん」、作者”鳴見なる”さんで
コミック、TVアニメ、ドラマにもなっているそうです。
ラーメン大好き小泉さんラッピング列車
南陽市は人口、約3万人程、ラーメン店は約60店ほどで、人口当たりの
店舗数が多く、県平均の3倍。また、来客に「出前ラーメン」でおもてなし
する文化もある。
その一方で市外、県外から”ラーメンのおいしいまち”として、認知されて
いない現状もあり、ラーメンによる地域活性化のプロジェクトがスタート
して、ラーメン課が発足、その中で「ラーメン大好き小泉さん」とのコラボ
が始まったようです。
Sharan Q - Ramen Daisuki Koike-san no Uta (ORIGINAL PV) [
ラーメン大好き ”小泉”さんと ”小池”さんの違いは説明しにくいので
上記の歌を、聞き比べてください。どちらも ”いい味”出ています。
一言で言えば、”小泉さんは可愛く”、”小池さんは渋い”です(笑)
次回はまだ、残念ながらつぼみでしたが、烏帽子山を紹介します。