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2025-05-11 11:00:00

4月13日(日)、いよいよ東北桜旅、出発の日が来た。
この日は、曇り空で小さな雨も降っている。最寄りの鴨宮を
7時19分発のJR東海道線のグリーン車で、東京駅に向かう。

この日、目指すは山形。全国都道府県の中、最終の未踏地です。
今回は桜旅なので、先ずは、南陽市の桜の名所・烏帽子山を
目指します。前回、初見参の秋田編で書いてますが、小田原の
飲み屋で、話かけて見たら、秋田の人だったという事が2回
あったという話をしています。

それと、同様な話が、3月、真鶴でありました。これは、干物の
美味しいお店で、昼飲みしていたら、隣に座ったのが、老夫婦と
大学生風のお孫さんでした。話の中、お孫さんは学生OR社会人
のようで山形から来たとの事。こんな偶然があるんだと思いつつ
いつもの癖(笑)で、話かけてみました。

「来月、山形の烏帽子山へ桜を見に行きます」、その学生風の彼は
一言、「渋いですね」でした(笑)

山形の人と言えば、前の会社の先輩がいたぐらいで、それ以外は、
ほぼ出会った人は皆無でした。それが、こんな場所で、こんな時期に
たまたまとはいえ、ナカナカないよネ。これが、今回の旅の”伏線”に
なったような気がする。今、思えば。

 

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JR新幹線つばさ
東京発8:56分、JR新幹線つばさ129号に乗車。
つばさの車体のモチーフは、山形県鳥の”おしどり”だそうです。

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しどり 色あざやかな方がオス
仲睦まじい夫婦を”おしどり夫婦”と呼ぶので、生涯を仲良く添い遂げる
鳥かと思われるが、メスが卵を産んで温め始めると、オスは何処かへ
行ってしまうらしい(笑)
 

 やはり、旅の楽しみ”車内”で食べる弁当、とビール。
今回は、深川めしをいただきました。

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深川めし
あさりは栄養豊富で、血圧をさげ、コレストロール値も下げるそうです。
シンプルな料理だけど美味い。あさりが”何処産”かは確認、忘れた(笑)
最近、スーパーには国産ではなく、中国産が多い。国産のプリプリあさり
が食べたいと思うので、潮干狩りに行って見ようかと本気で検討中(笑)


さて、電車からは良くは見えないけど、桜が咲いてる車窓からの風景は
いいものです。埼玉、そして、福島を通り、いよいよ山形です。

山形に近づくにつれて、車窓からの風景が一変してきました。
周りに住宅は見えず、森、いや山中を走っています。それも、一面の
雪の中を。


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車窓からの雪景色
春とはいえ、少しぐらい雪があった方が風情があり、東北らしくて
イイかなと思っていたが、全面雪とは少し驚いた。

しばらくすると米沢駅だったが、まわりの山々はまだ雪で白い部分
がケッコウ多い。明日は、ここで、昼食と上杉神社に参拝予定。
米沢牛のすき焼き、そして、”天と地”との名将、上杉謙信を祀った
神社でもあり楽しみです。

それから、しばらく走り赤湯駅に11:15分到着。駅を降りホームの
壁を見て驚く。
”ようこそ ラーメンのまち 南陽市へ”の壁画or漫画の大パネル。
”ラーメン大好き 小泉さん” ✖ ”南陽市役所 ラーメン課”
この時点では、面白いユニークな町だと、ワクワクした。

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ようこそ、ラーメンのまち、南陽市へ

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ラーメン
大好き小泉さん ✖ 南陽市役所 ラーメン課
改札を入り、駅構内にも等身大程の漫画パネルあり。
この時、ふと思い出したのはあの”小池さん”だった。

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伝説の”小池さん”
たぶんラーメン好きの人は知っている(笑)
藤子不二雄の最初のTV漫画、”おばけのQ太郎”で
登場するあの人です。キャラはかなり違うが
なんらかの関係がありそう。後で検証したい
と思います(笑)

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菊とぶどうといで湯の里 南陽市へ

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なかなかのモダンな駅舎
今、この記事を書きながら知りましたが、山形新幹線開通に合わせて駅舎が
建設され、通商産業省グッドデザイン賞など受賞しており、パラグライダーを
模した意匠になっており、建物内部には一切鉄骨がない構造らしい。

お腹も減ってきたので、とりあえず昼食の予定の”赤湯ラーメン 龍上海”を
目指す。気温はやはり、二宮、小田原に比較すると5度程低く、曇り空で
肌寒い。桜情報では、烏帽子山はまだつぼみの状態で、歩いていても何処にも
春らしさはなく、まだ冬なのです。

”龍上海”は今回の桜旅の目的地の、烏帽子山すぐ近所にあるらしい。


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赤湯温泉 と 吉野川
石碑も、川にかかる橋も比較的に新しい。そして、現在歩いている道も。
橋を渡り左に曲がり、旧道の方へ向かう。そして、”龍上海”に到着。

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赤湯ラーメン 龍上海

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行列待ち、そして、駐車場
日曜で、肌寒いこともあり、人気店なので、行列は覚悟していた。
ラーメンでこれほどの
行列の中、並ぶのは博多のShinShin以来か。
店の前にある駐車場は、10台程駐車できるがナンバーを見ると県外
ナンバーが多い。秋田、宮城、福島の東北隣県に、そしてナント、
大阪ナンバーもあり(驚)。少し離れた所にも、駐車場があり、全部で
24台可。

10分程、待った時点で気づいたが、行列が減らず、食事を終えた客が
一向に出てこない。隣の人の話では、総入れ替え制の店らしい。
総入れ替え制の店は、人生で2度目。このHPの冒頭で書いている
朝の3時から、イスラエル人とビールで乾杯しながら並んだ、築地の
寿司屋以来(笑)

そのうち、こぶりだが雨が降り出してきた。この日の服装は、迷った末
フード付きダウンジャケットだったので助かった。


ようやく、店から人が出てきた。これで多少、行列は前進はしたが、まだ
店入りまでは、時間がかかりそう。店は32席、あるが、ぎゅう詰めは
ないので、一回で20数人程で、約2時間待ちを覚悟(笑)

隣の50才前後の夫婦!?と色々話が出来た。今回は岩手の盛岡から
きたらしい。昨日は山形市内で一泊されたようで、山形城の桜はそこそこ
咲いてるとの事。市内には”龍上海”の支店があり、そこで食べたことも
あるが、今回は10年ぶりに”赤湯の本店”にきたらしい。
実は明日、盛岡に泊まるので、現地のラーメンの美味しい店を、2,3
教えてもらう。

 

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一時間
程並び、ようやく店の脇へ。
ここから、さらに1時間程並びます。

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赤湯ラーメン 龍上海 麺工房
道路の向側にあります。参考までに、同じ南陽市には栄町支店(夜営業のみ)
他に、米沢、山形市内、鶴岡、東根にも支店。さらに、神奈川県下にもあった
ナント、新横浜ラーメン博物館にも支店あり(驚)。龍上海が山形を代表する
ラーメン店だというのが、改めて分かった。

行列より、店内が見渡せる場所まで来た。奥の厨房にて麺の湯切りをしている
姿が見えた。距離は離れているが、かなりの迫力を感じた。そして、一気に
客席にラーメンが運ばれてゆく。こんなに次々に、ラーメンが出来上がり
運ばれて行く光景は見たことがない。


さらに、行列が進みようやく次、入店できる位置へ。そして、店員がメニュー
を持って注文を取りに来た。残念ながら餃子もビールもなく、ラーメンのみ。
そういう訳もあり、普段食べることはない、”赤湯からみそ”を大盛で注文(笑)
なんせ、2時間待ちだからね。


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お品書き

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入口 龍上海本店 赤湯ラーメン 暖簾の色合いが”渋い”

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店内 入口付近のカウンター席に着席
奥のテーブル席より出来上がり次第に、ラーメンが出される。本当に
次から次へと出てくる。4、5分程で我が席にも着丼。


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赤湯からみそラーメン  中央にからみそ  色合いが渋い
先ずはスープ、魚介と豚骨を合わせてあるようで何とも言えない旨さ。
そして、中太のちぢれ麺、程よい柔らかさでモチモチして、イイ感じ。
さらに、チャーシュー、薄いがイイ味付けがされており、脂身の旨さと
スープに合っていて、これが、又、旨い。中央のからみそを溶かさずとも
充分だが、好みで、からみそで味変できるのもイイ。実際、からみそを
全てとかしても、マイルドな辛さなので、辛いのが苦手な人でもOK。

 
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食べ進めると、”龍上海”のロゴが出てくる
龍上海という店名、字体がカッコ良く、どんぶりも”渋い”
そいうえば、”渋い”、どこかで聞いたような言葉(笑)

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レシート  時間13:42  品名 からみそ大盛 1,100円
店について、並んだのが11:40分頃だったのでほぼ、約2時間待ち
だったのが分かる。

さて、駅前のパネルの「ラーメン大好き小泉さん」、作者”鳴見なる”さんで
コミック、TVアニメ、ドラマにもなっているそうです。

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南陽市役所 ラーメン課 プロジェクト

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ラーメン大好き小泉さんラッピング列車 
南陽市は人口、約3万人程、ラーメン店は約60店ほどで、人口当たりの
店舗数が多く、県平均の3倍。また、来客に「出前ラーメン」でおもてなし
する文化もある。

その一方で市外、県外から”ラーメンのおいしいまち”として、認知されて
いない現状もあり、ラーメンによる地域活性化のプロジェクトがスタート
して、ラーメン課が発足、その中で「ラーメン大好き小泉さん」とのコラボ
が始まったようです。

こぶしファクトリー『ラーメン大好き小泉さんの唄』

 Sharan Q - Ramen Daisuki Koike-san no Uta (ORIGINAL PV) [


ラーメン大好き ”小泉”さんと ”小池”さんの違いは説明しにくいので
上記の歌を、聞き比べてください。どちらも ”いい味”出ています。
一言で言えば、”小泉さんは可愛く”、”小池さんは渋い”です(笑)

次回はまだ、残念ながらつぼみでしたが、烏帽子山を紹介します。


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