インフォメーション
今年も始まって、すでに月半ばです。
最近はあり得ないような事が、普通に起こるような気がします。
能登半島大地震、1000年に一度といわれる規模の地震がまさかの
正月、1月1日のめでたい日に来るとは誰もが予想できなかったこと。
昨年11月には、新潟、そして村上へ、一昨年は12月に富山、
氷見へと行ってきました。そして、今年は石川、金沢や輪島あたりに
行く予定でした。今は被災地の日常的生活が、少しでも早く回復する
事を願うばかりです。
今年は辰年、”龍”の年。私が”龍”を初めて、意識したのは京都の学生
時代です。福岡より関西の大学をいくつか受験し、唯一合格したのが
京都の伏見にある”龍谷大学”でした(笑)その大学を卒業し、社会人に
なり、新人研修で4日程、泊まり込みで座禅等を組んだのが、京都の
”天龍寺”です。今、現在、世界遺産です(驚)そんなんで”龍”との”縁”を
自然と感じ、興味をもつようになりました。
今月は、”龍”との”縁”を作った京都へ行ってきます。
まだ、細かい予定はないのですが、妙心寺、竜安寺、その近辺を散策予定
です。久々に座禅でも、組んで”無”の境地になるのも悪くない。
そして、先斗町あたりで一杯飲ってきます(嬉)
村上 三面川 ウライ漁
新潟2泊3日の最終日、ようやく雨も止んで晴れる。
まずは、せっかくの温泉なので朝風呂へ。今朝は檜風呂を選択する。
他に誰もいなくて一人占めでゆったり。でも、海は見えず、粟島を拝む
ことはできなかった(笑)その後、朝食を終えて、ホテルの送迎車にて
村上駅へ。ロッカーにサックを預けて、サー出発。
前情報では、三面川の漁は川が雨で増水しているときは、はれても中止に
なることもあるらしい。9時頃から漁は実施されると聞いていたので、
とりあえず現地に向かう。
三面川中州公園
漁の場所は、種川と三面川の合流地点あたりと聞いていたので、下流へ
と向かう
ウライ漁の仕掛けがある地点へ到達 水は濁り増水している
この流れだと伊繰網漁も中止だなと諦めかけていたが、遠く岸辺に
船を2艘、発見。
伊繰網漁やってました。どんな動きをするのか、動画取りました。
採れたての鮭です
この日は鮭の姿は拝めないかもと、昨日の”千渡里”の話から覚悟していたので
感無量デス。漁師の方の言葉が聞こえた「イルのが確認できたよ」と。
この車は、この後すぐに出発したので、イイ時間帯にちょうどここに、
出くわしたのは、悪運、いや、普段の心がけかな(笑)
周りに人は多くなかっが、何かの取材等か、カメラも入っていたよう。
車も6~7台乗り入れてたが、2台は関東で、千葉と相模ナンバーでした。
世の中には好きな人がいるもんだ。人のことは言えんけど(笑)
実際に船のり込み、記念写真を撮る方もいましたよ
たぶん関東からきた方です。若いってイイナ(笑)
対岸に見える三面川鮭産漁業組合
ここでは、ウライ漁、また、鮭の販売をやっている。上流へ歩き橋を渡り、
また、下流へ戻るようなので、30分は歩くようです。すぐ近くにある
イヨボヤ会館へ行くか、対岸まで歩くかをためらうが、ハイキングだと
思って歩くことにした。ウライ漁、それに、鮭がいくらぐらいで販売
されているか興味もあったし。
ウライ漁は増水のため、中止のようです
本日は閉店です
養殖場
カンテラ釣りの人に声を掛けたら、今日の成果を見せてくれた
しかし、仕掛けの針のでかいこと。約30分程歩いてきたので
鮭の姿を拝めてなんだか報われました。何台か、車できて販売所が
閉店でそのまま帰る人もいたので、ラッキーでした。
遥か向こうに見えるのは雪山は蔵王連峰かな
冬の時期は、雨か雪か曇りの日ばかりの北陸では、貴重な景色です。
昔ながらの木の電柱が風情あり。
イヨボヤ会館
イヨボヤは鮭のことで泳ぐ鮭、他に淡水魚等も見ることができます。
イヨとは魚(ウオ)が転訛したもので、ボヤも魚の事を言う方言です。
遠い昔から人々と鮭との繋がりが強い村上。魚の中の魚という意味で
イヨボヤは、鮭のことを指しています。
種川に泳ぐ鮭
マスノスケ(キングサーモン)の魚拓
体長:1m10cm 体幅:33cm 重量:約16キロ
大型のブリ、小型のマグロ並みの大きさです(笑)
他に鮭漁の歴史や道具など、館内で見ることが出来ます。
館内に入る前に、かなり歩いたので、今回はサラット見学しました(笑)
いなほ号 車内
希望としては、駅弁「村上牛しぐれ弁当」で一杯やり、車窓を見ながらの
予定でしたが、残念ながら村上駅には駅弁や弁当類は一切ありませんでした。
牛しぐれ弁当は新潟駅で売ってるとの事。今回は缶ビール、日本酒を
かまぼこと、ナッツで寂しいお昼でした(泣)
さて、次回は”今月の一句”1月編です。お楽しみに!
割烹 千渡里 杉玉もありイイ感じ
ホテルはぎのやから、タクシーで10分程。6時半に予約で伺いました。
店名の”ちどり”、実は個人的に懐かしく、少し愛着を感じます。新潟の古町
”いっこう”では”ドキ”さんと呼ばれたと同様、小学校のときのあだ名が
”ちどり饅頭”とか”チロリアン”と呼ばれていた時期がありました(笑)
それが、変化、進化し、中学や高校では”チョさん”と呼ぶ人もいた。
現在、あだ名禁止の学校もありますが、これも昭和らしさかな(笑)
さて、先ずはカウンターに着席後、刺身の盛合せと生ビールを注文。
突き出し ナント、キクのおひたし、初めていただきました
食用菊というのが実際にあり、村上では、ケッコウ食べるようです。
解毒作用や血流を良くするので、高血圧の方にはイイらしい。
味はやはり”菊”です(笑)
刺身盛合せ
寒ブリ、イシモチ、ヒラメ。寒ブリは昨年、氷見で食べたモノと遜色ない
美味しさ。脂が乗り、サシも綺麗でした。イシモチの刺身は初めて、歯ごたえも
あり美味。ヒラメは”えんがわ”が大きかった。5キロサイズのヒラメとの事。
三種だけであったが、それぞれがモノが違う”逸品”でした。
この日、カウンターには、私以外に、地元のご夫婦が2名。大将はその奥に
座っていると若女将(娘さん)が教えてくれた。料理はそのご主人で、今日は
大女将は休みらしい。昼間は、一切、鮭、魚は食べず、夜に”千渡里”で食べる
のを楽しみに来たという話をすると、大将が「分かってるね」と一言(笑)
刺身の”寒ブリ”が氷見のと遜色ないという話には、大将が「そうだろう」(笑)
その辺りから、若女将だけでなく、大将や隣の常連のご夫婦とも色々と、
くったくのない会話ができ、楽しく飲食できました。
珍しく、表面に泡が
次に何を頼もうか、迷っていたら、大将が「今日はもずくがいいよ」との
事で注文
もずく
近海で採れた、しゃきしゃきとした、岩もずく。歯ごたえも良く、
健康にも良さそう(笑)
塩引き鮭
脂の乗った”カマ”を出してくれるのが、有難い。程よい塩加減、そして
ふっくらとした身の味わいがたまりません。
〆張鶴 同様 村上の代表酒 ”大洋盛”
この時期は”燗酒”が美味い!
塩引き鮭の皮のあぶり
残った皮を炙ってくれました。パリパリと食感も良く、イイつまみです。
追加で頼んだお酒、水?残念ながら、何だか覚えていません(笑)
はらこの粒がでかい、そして、プリプリ
サイドのたまご焼きと合わせて食べると、程よいイイ味で”絶品”でした。
出される料理が、すべてワンランク上の素材で、さすが、村上の名店です。
この日の話では、三面川の鮭漁が例年になく不漁、小田原がらみの話では
小田原おでんはカマボコばっかりだったとか(笑)アジのたたき、フライが
美味しいの話には、ピンと来てない様子。そういや、北陸の居酒屋等でアジ
料理は見たことない(笑)そんな、こんなで、飛び入り客にも温かく接して
くれるイイお店でした。お隣のお客さんにも、帰り際に「また、飲もうよ」と
声をかけていただきました(嬉)
お勘定ですが、諭吉さん一枚でお釣りがきて、懐にも優しかった。
新潟の古町でもそうでしたが、日本酒の産地という事もあり、お酒の価格が
全体的に良心的なのが、懐に優しい要因かな。
水森亜土の壁画
亜土さんとは何か特別な関係があるのかも?じゃなきゃ、ここまでの
大作は普通書けない(笑)
壁一面のサイン
中央部に角野卓三さんのサイン、写真も見えます。
その下方は村松友視さん等、他の方も全員、壁書きです(笑)
割烹というと敷居が高そうですが、家庭的で温かく、価格も良心的です。
夜だけでなく昼間も営業されており、定食等も充実してるようです。
機会があればぜひ、再訪したいと思います。次は夏季かな(希)
次回は、”三面川と鮭”を紹介します。お楽しみに!