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2021-12-22 23:27:00
初冬 早参り・紅葉の川勾神社

延長5年(927年)の『延喜式神名帳』に記載されている相模国
延喜式内社十三社の内の一社(小社)とされる。
相模五社の一つで同国二宮に当たる。寒川神社と当社のいずれを
相模国
一宮とするかで争った故事によるものとされる。
所在地名の「二宮町」は当社にちなみ、古くより
「二宮大明神」・「二宮明神社」とも称されています。
  ご祭神
大名貴命(おおなむじのみこと) 日本の国土を御開拓された神様です
大物忌命(おおものいみのみこと)殖産興業に御功績のあった神様です
級津彦命(しなつひこのみこと) 風の神・息吹の神
級津姫命(しなつひめのみこと) 磯長(しなが)の国(相模川より県西部)
                       を御開拓なされた夫婦の神様です
衣通姫命(そとほりひめのみこと)安産守護に御神徳(ごしんとく)
                  
 霊験(れんけん)あらたかな神様です


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鳥居には、コロナ対策、早詣り、お焚き上げ等の看板表示。
左手に半分ほど、見えているのは伊藤博文公・直筆の鳥居額です


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左側通行の階段。そして、紅葉が少し楽しめました。
どうでしょうか?絵柄的に京都風を意識してみました(笑)

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隋神門。茅葺の屋根に風情あり、そして、奥に社殿が見えます。

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 随神門 左に置かれた櫛磐間戸神の木像

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 随神門 右に置かれたのが豊磐間戸神の木像

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 随神門を出てすぐ左方に、イチョウのご神木

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随神門 
これも京都風に撮って見ました(笑)

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神輿殿

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手水場 龍の咥えた竹筒から水が出ています
コロナ感染対策のため柄杓は有りません
右後方の木々の間より富士山が見えています。神社には何回も来てますが、
初めて見る事ができました。


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手水場 左側面より 龍の姿が良くわかります
水面に浮かんでいるのは金魚(笑)


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この場所から、富士が見えるとよりご利益がある気分になります。

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ご神木の杉、そして、茅の輪

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”吽”の狛犬

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拝殿。鈴緒は外してあります。

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拝殿内に、二宮大明神の額

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西側からの拝殿

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西五社祭神

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社殿の奥、西側からの本殿。回りは神々しく、木々に囲まれています。

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本殿が垣間見えます。

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裏山側からも、本殿が垣間見えます

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裏山 そして、さい銭箱
パワースポットとして、訪れる方も多いそうです


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東側からは本殿の上部、そして、見事な彫刻が見えます

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東五社祭神


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社殿東側より
川勾神社は初詣で何度もきてるけど、いつも拝殿でさい銭を入れて拝むだけ。
良く考えると何処の神社に行ってもそうだった(笑)最小限のさい銭で、最大限
の願い事をしようとしていたかも(笑)
この日は、早詣りで、人数も多くなく、マイペースでゆっくりと神社の裏側まで
回る事が出来、初めて、本殿や神社の全容を見ました。山に囲まれた中、神社の
凄い存在感やパワーを感じると共に、少しだけ触れ合うことが出来た気がします。

 
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木燈籠

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”阿”の狛犬

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新売札所 2013年台風15号で倒れたご神木の杉で建てられました。

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風の御守

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木御守り

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 安産子宝、子どもおまもり、ランドセル、学業成就etc

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御朱印は通常の紙、だけで無く、薄い木の御朱印や、吾妻神社のもあります。

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大願成就の絵馬、虎御守り、勝守etc
手水舎、絵馬に龍が出てくるので調べてみたら、驚きました。
拝殿の奥に龍の彫刻があり、絵馬はこの彫刻をモチーフしたもので
拝殿天井には、さらに”八方睨みの龍”が描かれているそうです。

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天井画”八方睨みの龍” 藤原 周山作(狩野派)天明7年(1789)
神社のホームページを含めて、ほとんどの川匂神社の紹介記事などにも
扱われていないので知らない人も多いかと思います。
通常は御祈祷などの際、社殿に上がった時に拝謁できるようですが、
今回は特別に
申し入れにて許可を頂き拝謁させていただきました。
ただし、写真撮影はお断り
されているそうです。


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早詣りの看板
コロナ対策として、昨年より早詣りを実施されています。
個人的には、早詣りを経験して良かったなと思います。
ゆっくりとお詣りでき、一足先に初詣。
そして、富士山に紅葉もみれたし(笑)



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 隋神門といちょうのご神木


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 紅葉と鳥居

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隣接している”湘南オリーブの郷”

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風の御守りと御朱印
今年は伏見稲荷にも、何処にも行って無いので、初めての御守りです。
来年はいい風が吹くかも(笑)

 

 

2021-12-04 12:03:00
晩秋・紅葉の吾妻山

社号標、そして、一ノ鳥居。後方に見えるのが吾妻山。
国道1号線の吾妻神社入口信号より少し奥に、一ノ鳥居があります。
手前の社号標の神社名の上に、吾妻村梅沢の表記。1935年(昭和10年)の
町制前は吾妻村でした。葛飾北斎の富嶽三十六景では「相州梅澤左」として
描かれています。梅澤は東海道大磯宿と小田原宿の間にある宿で、茶屋が
並び休息所として繁盛しました。
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葛飾北斎の富嶽三十六景、「相州梅澤左」
「梅澤左」は「梅澤在
」か「梅澤庄」の誤りと考えられています。
なんだか、北斎が親近感を持って身近に感じられる(笑)
梅沢の地名の由来は、梅の木でなく、海岸にたどり着いた弟橘媛の
櫛を”埋め”た地、から来ています。現在は山西という住所ですが、
今でも梅沢、梅沢地区と言う方も多く、この辺りの海岸は梅沢海岸と
呼ばれています。また、
弟橘媛の袖が漂着した海岸は、現在の二宮駅
付近で、
袖ヶ浦海岸と呼ばれています。ケッコウややこしいです(笑)

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吾妻山に向かって進み、JR東海線の陸橋を渡る。

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陸橋をおり道路を渡り、吾妻山梅沢のぼり口へ


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石段を上がると鳥居、そしてその奥には、小さな社。

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 その社は”神明社”、祭神「天照大神」を祀ってあります
社殿の右側には五輪塔、石祠。左には道祖神、地神、馬頭観世音、
地蔵菩薩等の石塔、石仏が祀られています。



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神明社の右脇の参道。役場口からの登りに較べ、全体的に木々に覆われて
おり、人も少なく静かなので、厳かな雰囲気が感じられます。



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随所に紅葉が少しですが楽しめます
九十九折の参道には、休息用の椅子等も数ヶ所にあり、年配の方への配慮が

伺えました。


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二ノ鳥居と社殿。
参道はほとんど木に覆われていたので、雲ひとつない青空が映えます。


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社殿は相模湾(南)に向いています。朱の高欄を巡らした入母屋造りの拝殿
古い歴史を持つ神社で、創建は第12代景行天皇の時代です。
現在の社殿は昭和の初めに設計され、18年に完成。その設計者は
平安神宮、
明治神宮、築地本願寺などの建築作品のある伊東忠太です。

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 社殿正面下より


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社殿西側下より

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鬼瓦、賽銭箱に神紋「桐」


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東側からの社殿と本殿


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北側より本殿。
彫刻は横浜の小林直光の作。大変、凝った造りで驚きと感動です。
今までに、数回は吾妻神社には来ていますが、さい銭を入れて、ただ拝むだけ。
それも吾妻山の山頂の景色を見るついでに、寄っていました。
今回、吾妻神社の由来や二宮の歴史、そして、神社の社殿の設計等、日本の
古建築の第一人者が携わった事など考えると、感慨深いものがあります。



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鳥居の向こう側には相模湾
木々に覆われているので、神社からは相模湾はほとんど見えませんが
隙間から海の輝きや匂いが感じ取れます。多分気のせいでしょうが

一瞬、弟橘媛が優しく、ほほ笑みかけてくれた気がしました(笑)

次回は、紅葉の川勾神社、早詣り偏です。

 

 

 

 

2021-12-01 12:01:00
紅葉の吾妻山

 吾妻山公園第二展望台より。JR二宮駅から、公園入口まで徒歩5分。

11月29日、吾妻山に登るのは、今年3回目。

1回目は、年明けの日の出を拝みに、2回目は、満開の桜の時期に。
3回目は、やはり紅葉です(笑)吾妻山の紅葉は、話題にも上がらず
ネット上の写真も少ないのですが,逆に好奇心もあり登ってみました。

 ※1回目、2回目の写真と動画は、twitterにてご覧になれます。

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  浅間神社。本社は富士浅間神社。
御祭神は木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)です。
縁結びの神様として信仰されています。階段を登ると
小さな社があります。山道脇にはツバキ科のタチカンツバキ
の花がチラホラ。

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 管理棟の脇のコスモス
コスモスは山頂部で、7月中旬~8月末まで、見ることが出来ます。
見頃は8月初旬~中旬で2万5千本が山頂一面に咲き、楽しめます。
9月には菜の花の種まきの為、刈り取られるそうです。


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 山頂の芝生広場。
少しですが、紅葉しています。雲は多いけど一応晴れています。
この日は風もなく、小春日和です。この開放感と心地よさ、最高です。
そして、ナント驚いたことに、予想外の”菜の花”を発見。

まだ一分咲きですが、11月なのにまさか、まさかのでした(笑)


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 助六寿司にお茶と日本酒
回りを見渡せば、家族連れやご夫婦、お子様連れのグループなどは弁当を
広げて楽しそうです。実は私も、コンビニで助六寿司、お茶、日本酒を
買って参りました。適度な運動、そして、景色と新鮮な空気が相まって
平地の”3倍”は美味いのです(笑)


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 菜の花と富士山
11月の菜の花もそうだけど、もう一つ驚いたのは、登る前は雲に隠れ
見えてなかった富士山。丁度、山頂部分が雲の合間に見え、これも珍しい。
想定外だった、”菜の花と富士山” も美味しくいただきました。
これって、普段の心がけだよね(笑)

 


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 展望台より丹沢の山々、そして富士山
十数年前は西丹沢には良く行きました。車にマウンテンバイクを積んで
丹沢湖や山道を走り、夏場は丹沢湖上流で泳いだり、昼寝をしました。
春は山桜やつつじ、秋は紅葉等を楽しみに檜洞丸、大室山、畦ケ丸など
登り、帰りは中川温泉に良く寄ったモノです。この頃は今より10キロ
痩せてました(笑)人の多い登山は苦手なので、富士山は登ったこと
無いです。唯一、3000m級で登ったのは、南アルプスの仙丈ヶ岳です。

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 帰りは中里口へ。木漏れ日と紅葉。
吾妻山の登り口は、役場口(駅方面)、中里口(旧道)、釜野口、
梅沢口(吾妻神社)と4箇所あります。今回は、中里口より帰る事に。
部分的に階段はありますが、役場口に比べてなだらかで階段も少ない
ので歩きやすいです。人も少なく静かで、丹沢を歩いてる気分かも。
まもなく、旧道に出て西友の駐車場に向かっていると、何かアナウンス
の声が。内容は「吾妻山でイノシシが目撃されました。付近の方や
吾妻山に行かれる方は、ご注意ください」(笑)ほっと、すると同時に
イノシシ見たかったな、残念という思い。そして、山里二宮らしくて
イイナと思った次第です。
 今回、吾妻神社に寄らなかったので、次回は梅沢口から登り
吾妻神社の紹介を致します。


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