インフォメーション
延長5年(927年)の『延喜式神名帳』に記載されている相模国の
延喜式内社十三社の内の一社(小社)とされる。
相模五社の一つで同国二宮に当たる。寒川神社と当社のいずれを
相模国一宮とするかで争った故事によるものとされる。
所在地名の「二宮町」は当社にちなみ、古くより
「二宮大明神」・「二宮明神社」とも称されています。
ご祭神
大名貴命(おおなむじのみこと) 日本の国土を御開拓された神様です
大物忌命(おおものいみのみこと)殖産興業に御功績のあった神様です
級津彦命(しなつひこのみこと) 風の神・息吹の神
級津姫命(しなつひめのみこと) 磯長(しなが)の国(相模川より県西部)
を御開拓なされた夫婦の神様です
衣通姫命(そとほりひめのみこと)安産守護に御神徳(ごしんとく)
霊験(れんけん)あらたかな神様です
鳥居には、コロナ対策、早詣り、お焚き上げ等の看板表示。
左手に半分ほど、見えているのは伊藤博文公・直筆の鳥居額です。
左側通行の階段。そして、紅葉が少し楽しめました。
どうでしょうか?絵柄的に京都風を意識してみました(笑)
隋神門。茅葺の屋根に風情あり、そして、奥に社殿が見えます。
随神門 左に置かれた櫛磐間戸神の木像
随神門 右に置かれたのが豊磐間戸神の木像
随神門を出てすぐ左方に、イチョウのご神木
随神門
これも京都風に撮って見ました(笑)
神輿殿
手水場 龍の咥えた竹筒から水が出ています
コロナ感染対策のため柄杓は有りません
右後方の木々の間より富士山が見えています。神社には何回も来てますが、
初めて見る事ができました。
手水場 左側面より 龍の姿が良くわかります
水面に浮かんでいるのは金魚(笑)
この場所から、富士が見えるとよりご利益がある気分になります。
ご神木の杉、そして、茅の輪
”吽”の狛犬
拝殿。鈴緒は外してあります。
拝殿内に、二宮大明神の額
西側からの拝殿
西五社祭神
社殿の奥、西側からの本殿。回りは神々しく、木々に囲まれています。
本殿が垣間見えます。
裏山側からも、本殿が垣間見えます
裏山 そして、さい銭箱
パワースポットとして、訪れる方も多いそうです
東側からは本殿の上部、そして、見事な彫刻が見えます
東五社祭神
社殿東側より
川勾神社は初詣で何度もきてるけど、いつも拝殿でさい銭を入れて拝むだけ。
良く考えると何処の神社に行ってもそうだった(笑)最小限のさい銭で、最大限
の願い事をしようとしていたかも(笑)
この日は、早詣りで、人数も多くなく、マイペースでゆっくりと神社の裏側まで
回る事が出来、初めて、本殿や神社の全容を見ました。山に囲まれた中、神社の
凄い存在感やパワーを感じると共に、少しだけ触れ合うことが出来た気がします。
木燈籠
”阿”の狛犬
新売札所 2013年台風15号で倒れたご神木の杉で建てられました。
風の御守
木御守り
安産子宝、子どもおまもり、ランドセル、学業成就etc
御朱印は通常の紙、だけで無く、薄い木の御朱印や、吾妻神社のもあります。
大願成就の絵馬、虎御守り、勝守etc
手水舎、絵馬に龍が出てくるので調べてみたら、驚きました。
拝殿の奥に龍の彫刻があり、絵馬はこの彫刻をモチーフしたもので
拝殿天井には、さらに”八方睨みの龍”が描かれているそうです。
天井画”八方睨みの龍” 藤原 周山作(狩野派)天明7年(1789)
神社のホームページを含めて、ほとんどの川匂神社の紹介記事などにも
扱われていないので知らない人も多いかと思います。
通常は御祈祷などの際、社殿に上がった時に拝謁できるようですが、
今回は特別に申し入れにて許可を頂き拝謁させていただきました。
ただし、写真撮影はお断りされているそうです。
早詣りの看板
コロナ対策として、昨年より早詣りを実施されています。
個人的には、早詣りを経験して良かったなと思います。
ゆっくりとお詣りでき、一足先に初詣。
そして、富士山に紅葉もみれたし(笑)
隋神門といちょうのご神木
紅葉と鳥居
隣接している”湘南オリーブの郷”
風の御守りと御朱印
今年は伏見稲荷にも、何処にも行って無いので、初めての御守りです。
来年はいい風が吹くかも(笑)
社号標、そして、一ノ鳥居。後方に見えるのが吾妻山。
国道1号線の吾妻神社入口信号より少し奥に、一ノ鳥居があります。
手前の社号標の神社名の上に、吾妻村梅沢の表記。1935年(昭和10年)の
町制前は吾妻村でした。葛飾北斎の富嶽三十六景では「相州梅澤左」として
描かれています。梅澤は東海道大磯宿と小田原宿の間にある宿で、茶屋が
並び休息所として繁盛しました。
葛飾北斎の富嶽三十六景、「相州梅澤左」
「梅澤左」は「梅澤在」か「梅澤庄」の誤りと考えられています。
なんだか、北斎が親近感を持って身近に感じられる(笑)
梅沢の地名の由来は、梅の木でなく、海岸にたどり着いた弟橘媛の
櫛を”埋め”た地、から来ています。現在は山西という住所ですが、
今でも梅沢、梅沢地区と言う方も多く、この辺りの海岸は梅沢海岸と
呼ばれています。また、弟橘媛の袖が漂着した海岸は、現在の二宮駅
付近で、袖ヶ浦海岸と呼ばれています。ケッコウややこしいです(笑)
吾妻山に向かって進み、JR東海線の陸橋を渡る。
陸橋をおり道路を渡り、吾妻山梅沢のぼり口へ
石段を上がると鳥居、そしてその奥には、小さな社。
その社は”神明社”、祭神「天照大神」を祀ってあります
社殿の右側には五輪塔、石祠。左には道祖神、地神、馬頭観世音、
地蔵菩薩等の石塔、石仏が祀られています。
神明社の右脇の参道。役場口からの登りに較べ、全体的に木々に覆われて
おり、人も少なく静かなので、厳かな雰囲気が感じられます。
随所に紅葉が少しですが楽しめます
九十九折の参道には、休息用の椅子等も数ヶ所にあり、年配の方への配慮が
伺えました。
二ノ鳥居と社殿。
参道はほとんど木に覆われていたので、雲ひとつない青空が映えます。
社殿は相模湾(南)に向いています。朱の高欄を巡らした入母屋造りの拝殿
古い歴史を持つ神社で、創建は第12代景行天皇の時代です。
現在の社殿は昭和の初めに設計され、18年に完成。その設計者は平安神宮、
明治神宮、築地本願寺などの建築作品のある伊東忠太です。
社殿正面下より
社殿西側下より
鬼瓦、賽銭箱に神紋「桐」
東側からの社殿と本殿
北側より本殿。
彫刻は横浜の小林直光の作。大変、凝った造りで驚きと感動です。
今までに、数回は吾妻神社には来ていますが、さい銭を入れて、ただ拝むだけ。
それも吾妻山の山頂の景色を見るついでに、寄っていました。
今回、吾妻神社の由来や二宮の歴史、そして、神社の社殿の設計等、日本の
古建築の第一人者が携わった事など考えると、感慨深いものがあります。
鳥居の向こう側には相模湾
木々に覆われているので、神社からは相模湾はほとんど見えませんが
隙間から海の輝きや匂いが感じ取れます。多分気のせいでしょうが
一瞬、弟橘媛が優しく、ほほ笑みかけてくれた気がしました(笑)
次回は、紅葉の川勾神社、早詣り偏です。
吾妻山公園第二展望台より。JR二宮駅から、公園入口まで徒歩5分。
11月29日、吾妻山に登るのは、今年3回目。
1回目は、年明けの日の出を拝みに、2回目は、満開の桜の時期に。
3回目は、やはり紅葉です(笑)吾妻山の紅葉は、話題にも上がらず
ネット上の写真も少ないのですが,逆に好奇心もあり登ってみました。
※1回目、2回目の写真と動画は、twitterにてご覧になれます。
浅間神社。本社は富士浅間神社。
御祭神は木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)です。
縁結びの神様として信仰されています。階段を登ると
小さな社があります。山道脇にはツバキ科のタチカンツバキ
の花がチラホラ。
管理棟の脇のコスモス
コスモスは山頂部で、7月中旬~8月末まで、見ることが出来ます。
見頃は8月初旬~中旬で2万5千本が山頂一面に咲き、楽しめます。
9月には菜の花の種まきの為、刈り取られるそうです。
山頂の芝生広場。
少しですが、紅葉しています。雲は多いけど一応晴れています。
この日は風もなく、小春日和です。この開放感と心地よさ、最高です。
そして、ナント驚いたことに、予想外の”菜の花”を発見。
まだ一分咲きですが、11月なのにまさか、まさかのでした(笑)
助六寿司にお茶と日本酒
回りを見渡せば、家族連れやご夫婦、お子様連れのグループなどは弁当を
広げて楽しそうです。実は私も、コンビニで助六寿司、お茶、日本酒を
買って参りました。適度な運動、そして、景色と新鮮な空気が相まって
平地の”3倍”は美味いのです(笑)
菜の花と富士山
11月の菜の花もそうだけど、もう一つ驚いたのは、登る前は雲に隠れ
見えてなかった富士山。丁度、山頂部分が雲の合間に見え、これも珍しい。
想定外だった、”菜の花と富士山” も美味しくいただきました。
これって、普段の心がけだよね(笑)
展望台より丹沢の山々、そして富士山
十数年前は西丹沢には良く行きました。車にマウンテンバイクを積んで
丹沢湖や山道を走り、夏場は丹沢湖上流で泳いだり、昼寝をしました。
春は山桜やつつじ、秋は紅葉等を楽しみに檜洞丸、大室山、畦ケ丸など
登り、帰りは中川温泉に良く寄ったモノです。この頃は今より10キロ
痩せてました(笑)人の多い登山は苦手なので、富士山は登ったこと
無いです。唯一、3000m級で登ったのは、南アルプスの仙丈ヶ岳です。
帰りは中里口へ。木漏れ日と紅葉。
吾妻山の登り口は、役場口(駅方面)、中里口(旧道)、釜野口、
梅沢口(吾妻神社)と4箇所あります。今回は、中里口より帰る事に。
部分的に階段はありますが、役場口に比べてなだらかで階段も少ない
ので歩きやすいです。人も少なく静かで、丹沢を歩いてる気分かも。
まもなく、旧道に出て西友の駐車場に向かっていると、何かアナウンス
の声が。内容は「吾妻山でイノシシが目撃されました。付近の方や
吾妻山に行かれる方は、ご注意ください」(笑)ほっと、すると同時に
イノシシ見たかったな、残念という思い。そして、山里二宮らしくて
イイナと思った次第です。
今回、吾妻神社に寄らなかったので、次回は梅沢口から登り
吾妻神社の紹介を致します。