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※文豪が愛した馬刺、五木寛之 エッセイ 『みみずくの散歩』より
”数年前、偶然に熊本県鹿本郡植木の〈うちだの馬さし〉に出会った。九州肥後の馬さしは
昔から有名だが、この店の品は特別である。その馬さしを口にして以来、ほとんどほかの肉を
食べることがなくなってしまった。
淡麗というか、高潔というか、ラルースの編者がこれを味わったら、たぶん腰を抜かすだろう。
最良の馬さしは、フランス産のノルマン種から、ごくわずかとれるだけだという。それも北海道で
半年肥育し、さらに熊本で半年育てたものがもっともすぐれているのだそうだ。
それがどんなに美味であるかは、説明したくない。ただ、それを口にするとき、体の奥であの
〈天然の美〉の懐かしい奏楽が爽やかに湧き起こるのを感ずる、とだけ言っておこうか。”
五木寛之の著作で思い浮かぶのは『さらばモスクワ愚連隊』、『青年は荒野をめざす』、
『青春の門』、『親鸞』など。そして、ナント、母校八女高校の大先輩です。その影響を受け、
特に、フォーククルセダーズの歌『青年は荒野をめざす』の五木先輩の歌詞、”一人で行くんだ
幸せに背を向けて、さらば恋人よ、懐かしい歌よ友よ、今、青春の河を超え、青年は荒野をめざす”
は自分の人生そのものかも(笑)高校時代にとにかく九州を出たくて、関西、京都の大学を受験し
唯一受かったのが仏教系、”龍谷大学”。京都では2年間の新聞配達を始め、色んなアルバイトに
明け暮れる生活。大学の講義はほとんど寝てました。特に眠かったのは必修科目の”仏教”(笑)
そして、何とか卒業。驚く事にその数年後、五木先輩は龍谷大学で聴講生として、仏教を1981年
より4年間学ばれています。さらに、フォーククルセダーズの加藤和彦さんも龍谷大学です。
青春時代に影響を受けた『青年は荒野をめざす』の作詞、作曲が上記の二人とは不思議な縁です。
※通常の馬刺しは”冷凍”で来ますが、うちださんでは”冷蔵”できます
馬刺しは食中毒のリスクを少なくするため、マイナス20度、48時間以上
の冷凍処理が義務付けされています。独自の解凍処理の考案で、店にて
解凍後、その状態を保ちチルドで配送されます。ですから、届いて解凍
で悩んだり、手間がかかりません。ただし、切れの悪い包丁だと比較的
薄く切りづらいので、切れのイイ包丁をおススメします(笑)
※井草の袋、畳の縁で包装。”粋”でオシャレです。後はランチョンマットに。
畳表に使用する、井草の生産地で日本一は何県?こんな質問すれば、誰もが熊本
と思うでしょうが、実はその通りです(笑)さて、全国生産の中で占める割合は
何パーセントだと思いますか?これを言い当てられるのは、畳業界の方か、畳屋さん
かクイズ王ぐらいじゃないでしょうか。これは驚きの数値で、なんと98.3%、
2位は福岡で1.7%です。(2016年調べ)、そして、この2県以外は生産無しとはネ。
参考までにトマトも1位18.5%、2位北海道8.5%。(2019年調べ)
最後に、馬肉も1位41%、2位福島20% (2018年調べ)
※初回限定セット 特上赤身(100g)、特上霜降り(100g)、タテガミ(20g)、5000円
一つ上のクラスで極上もありますが、先ずは特上でいいかと思います。
。
※馬刺しには球磨焼酎(球磨拳)が合う。この組み合わせは最高かも。
馬刺し用の醤油に薬味はにんにく。そして、薄切りのキュウリ、タマネギ。
先ずは赤身よりいただく、馬肉は牛肉よりも融点が低いので『とろける』、
そして、程よい甘さと旨味、噛むたびにそれが、口の中で広がる。
醤油とにんにくと馬肉が相まって、最高のハーモニー(笑)。そして、
球磨焼酎をグラスを揺らしながらロックでいただく、贅沢なひと時。
と恥ずかしながら文学調に語ってみました(笑)
五木先輩はこう言ってます。”ここ数年、本当にうまいものは馬では
あるまいか、と思うようになってきた。いわゆる「馬刺し」である。”
今回、熊本の復興支援として、少しでも何か役立てることが出来ればと
始めた熊本編ですが、その根底には”肥後の馬刺し”を又、食べたいという
欲求と、他の人にも”肥後の馬刺し”を食べて欲しいという気持ちからかも。
もし、熊本に行かれるようでしたら、『むつ五郎』。お取り寄せだったら
『うちだ馬刺し』がおススメです。ぜひ一度、美味い馬刺しをご賞味ください。
鶴屋百貨店からの取り寄せ。全ての品が綺麗に包装。
さすがです。今回は価格的に、手頃感のある熊本の名産品を
選択して自分用として、取り寄せたのですが、贈答にも
対応できるよう、丁寧に全品包装されていました。
不思議なもので、人から頂いたような気持ちになりました(笑)
取り寄せ内容
①球磨拳(球磨焼酎) 恒松酒造
②熊本ラーメン 黒亭 2食入り 有限会社黒亭
③手作り 炭焼き馬刺し ひとくち 伝承の館
④阿蘇大地の恵み たかな漬(油いため、かつお入り、しょうが入り) 志賀食品
炭焼き馬刺し ひとくち
ひとくち大に切った馬刺しを、丁寧に味付けし、炭で焼いたものです。
そのままか、湯せんでいただきます。今回はパックより取り出しそのままで
食しました。醤油や赤酒に一昼夜漬け込んで、樫炭で丁寧に焼き上げられて
おり、いい風味です。最初にビール、次に球磨拳とで美味しく頂きました。
これは、お酒がすすむ、ノンベーには最適の逸品です(笑)
熊本ラーメン 黒亭
昭和32年に熊本にて創業。偶然にも私が生まれた年です(笑)
チャーシュー、紅ショウガ、ネギは後付けしました。
豚骨スープに焦がしにんにく、有明海産ノリ。
昔ながらの熊本ラーメンの味わいが感じられる逸品でした。
ビールで一杯やりながら、食しましたが、白飯の方が合うかも(笑)
次の2つ目は、白飯、たかなトッピングで行きます。
かつお入り たかな漬け
『阿蘇たかな』は標高約500mの、限られた土地で栽培され、10月頃に
種をまき、10㎝ほど葉を広げ、雪に埋もれて冬を越し、春先に柔らかい
茎が伸び、それを手で一本づつ、折って収穫されています。
だからでしょうか、実際に食すると辛味や風味も優しい感じがする高菜です。
かつお入りの表示ですが、かつお節のようで、魚の実は見当たりません(笑)
今回はお茶漬けで美味しく頂きました。
志賀食品さんは、阿蘇市一の宮町にあります。5年前の地震で被災を負った
阿蘇神社(修復工事中)のある町です。少しですが、縁を感じた次第です。
球磨拳 8番目の球磨焼酎 右側より
①白岳 高橋酒造
②しろ 高橋酒造
③鳥飼 鳥飼酒造
④大石 大石酒造
⑤豊永蔵 豊永酒造
⑥川辺 繊月酒造
⑦かなた 恒松酒造
⑧球磨拳 恒松酒造
右側より順番に飲んできました。球磨拳以外は空(笑)
近々に、うちださんより馬刺しが届きます。これも楽しみです。