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2023-01-04 20:00:00
富山  氷見   寒ブリ

寒ブリの聖地  氷見
”氷見の寒ブリ”とは良く聞くが、実際に食べたり、その機会に会う事は
中々無いモノです。5年程前、今は無き二宮の”魚蔵”さんに初めて行った際
刺身の盛り合わせを注文。なんと、その中に”氷見の寒ブリ”が。
その美しさ、美味しさは”本マグロ”を凌駕し、感動ものでした。
その後、当然、”魚蔵”さんには良く行ったのですが、”氷見の寒ブリ”は
二度と会えませんでした(笑)しかし、それ以外に、旬の魚や野菜を初め、
各地の美味い料理を頂いたものです。例えばある瀬で採れた、デカイさば
の脂の乗った塩焼き、へしこの茶漬け、稲庭うどん、など。
価格は普通の居酒屋より少し高めでしたが、中途半端な小料理屋よりは
全然美味しい、名店でした。よくよく考えると”魚蔵”さんに行った事で
こうして、”氷見”まで行こうとしているし、こんな活動をしているのかも(笑)



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北陸新幹線 東京駅 かがやき 521号(始発)8:12分発
実は3年前に、氷見へ行きました。時期は、4月末。
無知とは恐ろしいもので、この時はもしかして、”寒ブリ”も食べられると
思ってました。ブリの産卵場所は長崎・五島列島沖合で、そこで成長を続け、
春から秋にかけ、対馬海流に乗って日本海を北上、そして、北海道沿岸で
沢山の餌を食べ身に栄養を付けます。やがて11月頃に、産卵場所の五島列島沖合
を目指して南下、そのうち回遊群は能登半島の出っ張りにぶつかり、富山湾へ。
その脂の乗ったぶりを捕獲しやすい場所が氷見になるのです。
期は12月から2月末頃まで。氷見魚ブランド協議会がブリの大きさ、数量、形
など見て、本格的なシーズンが訪れたと判断され「ひみ寒ブリ」宣言がだされます。
その宣言期間中に氷見漁港で競られた、6kg以上のブリが「ひみ寒ブリ」です。
2022年は11月26日が宣言日でした。


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ひみ寒ブリ宣言 11月26日  氷見漁港にて、569本が水揚げ


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北陸新幹線 かがやき
ナンカ、ブリに似てませんか?

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弁当と缶ビール
朝5時半起きで、お腹もすいてたので軽く一杯。これが旅の楽しみ(笑)

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車窓から富士山 大宮辺り
関東は、この日は雲一つない、好天でした、そして、長野までは
(笑)



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富山県に入ると、雪そして、雲が、ようやく北陸へきたなと(笑)



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富山市近辺、そして立山連峰
小雨、曇り空でも立山連峰が見えて少し嬉しい気分
新幹線は富山で降り、”あいの風とやま鉄道”金沢行に乗換て高岡へ
さらに、”氷見線”に乗換、そして終着 氷見へ向かう

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氷見線 雨晴辺り からの絶景(写真)
好天だったら見えたかも。これが見れるのは希少らしい。


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終着駅 氷見に到着 11:40分 早朝に雪が降った模様
忍者ハットリくんの列車。氷見は藤子不二雄A先生の出身地。
他にも”怪物くん”、”プロゴルファー猿”、”笑うセールスマン”などの
作品もあり。氷見の街を散策するとその絵やモニュメントなど
たくさん見れます。




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氷見駅 ロータリーはジャーベット状態 
屋根の甍に注目 拡大すれば分かりますが”ぶり”です

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海沿いを歩く 歩道にはやはり”ぶり”のモニュメントがズラリ
小雨が時おりふるが、ザザぶりでないので漁港まで歩きました
雨か雪という予報だったので、防寒ブーツを買った甲斐あり(笑)


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海岸の砂浜にはカモメの一群

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氷見漁港  漁船、そして、数多くのトンビ


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魚市場食堂 しかし、かなり、くせの強い字(笑)


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魚市場 ブルーの箱が寒ブリ。昼過ぎの時間にこれだけあるのは、大漁の証

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メニューも豊富だが、今日は”寒ブリ”一択でしょう


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ピークは過ぎてたようでしたが、3分程待つ。

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ブリ刺身定食とビールを注文


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漁師汁 お椀でなく鍋で出てくるのは有難い


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ご飯は普通は並みしか注文しないけど、今日は大盛りで(笑)


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刺身は全部で12切れ程、色艶、又、器、盛付けも料亭並みの見事さ




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 ブリ刺しのアップ 
きれいすぎる、ぶりの断面 輝いてます
味も最高!臭みや脂っこさもなく、上品で適度な甘み、口の中で蕩ける。

ビールやお酒、ご飯のどちらにも合います。氷見まで来た甲斐あり

上の最初の”寒ブリ”のポスターに、「圧倒的な質」
 、「寒ブリの聖地」
とかなり上から目線のポスターに感じたが、実際に見て、食べて見ると
分かりますが、”異論なし”です(笑)

そして、次回ですが、さらに、ひみ寒ブリを味わいたいと”ばんや料理
ひみ浜”さんへ。お楽しみに!