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寒ブリの聖地 氷見
”氷見の寒ブリ”とは良く聞くが、実際に食べたり、その機会に会う事は
中々無いモノです。5年程前、今は無き二宮の”魚蔵”さんに初めて行った際
刺身の盛り合わせを注文。なんと、その中に”氷見の寒ブリ”が。
その美しさ、美味しさは”本マグロ”を凌駕し、感動ものでした。
その後、当然、”魚蔵”さんには良く行ったのですが、”氷見の寒ブリ”は
二度と会えませんでした(笑)しかし、それ以外に、旬の魚や野菜を初め、
各地の美味い料理を頂いたものです。例えばある瀬で採れた、デカイさば
の脂の乗った塩焼き、へしこの茶漬け、稲庭うどん、など。
価格は普通の居酒屋より少し高めでしたが、中途半端な小料理屋よりは
全然美味しい、名店でした。よくよく考えると”魚蔵”さんに行った事で
こうして、”氷見”まで行こうとしているし、こんな活動をしているのかも(笑)
北陸新幹線 東京駅 かがやき 521号(始発)8:12分発
実は3年前に、氷見へ行きました。時期は、4月末。
無知とは恐ろしいもので、この時はもしかして、”寒ブリ”も食べられると
思ってました。ブリの産卵場所は長崎・五島列島沖合で、そこで成長を続け、
春から秋にかけ、対馬海流に乗って日本海を北上、そして、北海道沿岸で
沢山の餌を食べ身に栄養を付けます。やがて11月頃に、産卵場所の五島列島沖合
を目指して南下、そのうち回遊群は能登半島の出っ張りにぶつかり、富山湾へ。
その脂の乗ったぶりを捕獲しやすい場所が氷見になるのです。
時期は12月から2月末頃まで。氷見魚ブランド協議会がブリの大きさ、数量、形
など見て、本格的なシーズンが訪れたと判断され「ひみ寒ブリ」宣言がだされます。
その宣言期間中に氷見漁港で競られた、6kg以上のブリが「ひみ寒ブリ」です。
2022年は11月26日が宣言日でした。
ひみ寒ブリ宣言 11月26日 氷見漁港にて、569本が水揚げ
北陸新幹線 かがやき
ナンカ、ブリに似てませんか?
弁当と缶ビール
朝5時半起きで、お腹もすいてたので軽く一杯。これが旅の楽しみ(笑)
車窓から富士山 大宮辺り
関東は、この日は雲一つない、好天でした、そして、長野までは(笑)
富山県に入ると、雪そして、雲が、ようやく北陸へきたなと(笑)
富山市近辺、そして立山連峰
小雨、曇り空でも立山連峰が見えて少し嬉しい気分
新幹線は富山で降り、”あいの風とやま鉄道”金沢行に乗換て高岡へ
さらに、”氷見線”に乗換、そして終着 氷見へ向かう
氷見線 雨晴辺り からの絶景(写真)
好天だったら見えたかも。これが見れるのは希少らしい。
終着駅 氷見に到着 11:40分 早朝に雪が降った模様
忍者ハットリくんの列車。氷見は藤子不二雄A先生の出身地。
他にも”怪物くん”、”プロゴルファー猿”、”笑うセールスマン”などの
作品もあり。氷見の街を散策するとその絵やモニュメントなど
たくさん見れます。
氷見駅 ロータリーはジャーベット状態
屋根の甍に注目 拡大すれば分かりますが”ぶり”です
海沿いを歩く 歩道にはやはり”ぶり”のモニュメントがズラリ
小雨が時おりふるが、ザザぶりでないので漁港まで歩きました
雨か雪という予報だったので、防寒ブーツを買った甲斐あり(笑)
海岸の砂浜にはカモメの一群
氷見漁港 漁船、そして、数多くのトンビ
魚市場食堂 しかし、かなり、くせの強い字(笑)
魚市場 ブルーの箱が寒ブリ。昼過ぎの時間にこれだけあるのは、大漁の証
メニューも豊富だが、今日は”寒ブリ”一択でしょう
ピークは過ぎてたようでしたが、3分程待つ。
ブリ刺身定食とビールを注文
漁師汁 お椀でなく鍋で出てくるのは有難い
ご飯は普通は並みしか注文しないけど、今日は大盛りで(笑)
刺身は全部で12切れ程、色艶、又、器、盛付けも料亭並みの見事さ
ブリ刺しのアップ
きれいすぎる、ぶりの断面 輝いてます
味も最高!臭みや脂っこさもなく、上品で適度な甘み、口の中で蕩ける。
ビールやお酒、ご飯のどちらにも合います。氷見まで来た甲斐あり
上の最初の”寒ブリ”のポスターに、「圧倒的な質」 、「寒ブリの聖地」
とかなり上から目線のポスターに感じたが、実際に見て、食べて見ると
分かりますが、”異論なし”です(笑)
そして、次回ですが、さらに、ひみ寒ブリを味わいたいと”ばんや料理
ひみ浜”さんへ。お楽しみに!