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2023-03-12 11:13:00
伊豆  下田

 ペリー上陸記念公園に設置された、ペリー艦隊来航記念碑
下田は黒船来航後、日米和親条約で最初に開港した場所です。(他に函館も)
調印後、ペリーは軍艦7隻を下田に入港させ日米和親条約附録下田条約を
了仙寺にて締結。
ペリー上陸記念公園から了仙寺まで、ペリーが300人の
部下を引き連れ行進した道のりはペリーロード
と呼ばれています。

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ペリー来航図

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ペリーロード

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了仙寺

この2年前、1853年にペリーは浦賀に4隻の軍艦で来航。そのうちの2隻が
大型の蒸気船で、新型の大砲を備え付け、しかも砲門を開いていつでも
戦闘開始状態でやってきた。幕府は艦隊の来航に慌てふためいた。

「泰平の眠りを覚ます上喜撰 (じょうきせん) たった四で夜も寝られず」
この時代は帆船が普通、黒い煙を上げて走る大型の船、そして、大砲とくれば
脅威でしかない。ペリーの強硬な外交により、翌年に日米和親条約、そして、
下田の開港、と時代は大きく変わることに。
その後、欧米の進んだ技術、武力に危機を抱いた各藩の藩士や藩主を中心に
攘夷論が巻き起こり、最終的には江戸幕府が倒される事になります。

 下田は、1854年、吉田松陰が、異国を見聞しようとペリー艦隊へ乗艦し、
密航を試みた場所です。
 そして、1863年、幕府軍艦奉行並・勝海舟は、土佐藩主の山内容堂に謁見し
坂本龍馬の脱藩の罪を解き、その身を自分に預けて欲しいと懇願したのが、この
下田の宝福寺でした。その理由により”坂本龍馬の飛翔之地”と呼ばれています。
勝海舟は酒は飲めないのですが、承認を得る条件として、大杯の酒を飲み干しました。
山内容堂はその覚悟より承認し、紙に瓢箪の絵と「歳酔、三百六十回、鯨海酔候」
と署名し、勝海舟に渡しました。1年中、鯨のように酒を飲み酔っぱらっている殿様
という意味で有名な言葉になりました。
そして、高知の有名な日本酒「酔鯨」は、これより由来しています。

開国論者の海舟は、自分を斬りにきた龍馬に、世界情勢や海軍の必要性を説き、
感服した龍馬はその場で弟子となったとされている。海舟は龍馬以外にも、数名
の土佐藩士が海舟の私塾に入門すること追認させた。
龍馬はその後、「
神戸海軍操練所」の設立に奔走する。この活動をもとに龍馬が
大きく飛翔して行くことに。

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坂本龍馬と勝海舟

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山内容堂
山内容堂の『
鯨海酔候には、鯨のように酒を飲むの意だけでなく、
鯨のように
大海を航海する船、軍艦の意もあったのではないかとも
考えられる。

後に、龍馬は、薩長同盟の仲介役、そして、新国家体制の基本方針を起草
(船中八策)、それを後藤象二郎が山内容堂に進言し、1867年、容堂は
徳川慶喜に大政奉還を建白した。
容堂は「酔えば勤王、醒めれば佐幕」と評されていたが、幕末の情勢は
どっちに転ぶか分からない為、土佐藩がどう動くべきか見極めていたと
され、幕末四賢候の
一人と言われている。

 

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宝福寺 海舟・容堂が謁見

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宝福寺 坂本龍馬飛翔の地

 
下田公園

 ペリー来航記念碑から歩いて2分程。標高約70m

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下田
公園 ・下田城址

 1588年に北条氏直が築城。戦国時代は小田原・北条氏の水軍の拠点だった。
秀吉の小田原征伐時、1590年、長曾我部元親、九鬼嘉隆、脇坂安治、加藤嘉明らの
一万以上の水軍が来襲し、開城している。

 

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下田公園 案内図

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 石畳の歩道が整備されていて歩きやすい
早咲きの桜が所々にあり、目を楽しませてくれました。

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 開国記念碑

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下田市街
周りが山だらけです。

 

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下田港の沖堤


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 お茶ヶ崎展望台より

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眼下に水族館

寝姿山からの風景
伊豆急下田駅から歩いて、2分程の所に、ロープウェイ乗り場

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ロープウェイで寝姿山へ、標高196m


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眼下に下田港

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黒船見張り所の大砲

下田には今まで、何回もきているが、じっくりと歴史探訪、そして、下田公園
や寝姿山に登ったのは初めて。下田はやはり、魅力的な場所と再認識。
そして、ペリーが最初の開港を”下田”にしたのが、少し理解できたかも (笑

次回は、下田の磯料理の名店 ”辻” さんの食事報告です。お楽しみに!