インフォメーション

2024-02-04 16:00:00

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JR嵯峨野線 花園駅
宿泊地の烏丸御池の地下鉄東西線より、二条でJR嵯峨野線に乗り換え
花園へ。
駅を降りたが、周囲に花畑は全くない(笑)
花園の名前は、南北朝時代に
妙心寺の開山にゆかりのある花園法皇より
来ています。
ちなみに、高校ラグビーの聖地
の東大阪市の”花園”は、その昔、花の栽培が
行われていたのが
由来だそうです。そして、高校ラグビーの京都代表で、
昭和43年より、11年連続で花園出場し、2度の準優勝を果たしたのが
”花園高校”です。その超名門校に大敗し、その悔しさから、本気で猛練習に
取組み、再戦では奇跡的に勝利し、後に全国制覇したのが、TVドラマにも
なったあの”伏見工業”です。
高校時代、ラグビーをやり、大学を伏見の地で過ごした私にとっては
感慨深い思いを、少し感じながら、妙心寺へ向かう。

妙心寺の南総門までは、歩いて5分程。

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大本山妙心寺境内全景  花園高校も右側下部に

臨済宗妙心寺派 大本山妙心寺は、全国にある3,300ケ寺の総本山で
有名どころでは、宮城の瑞巌寺、石庭で有名な、世界遺産の龍安寺など。
妙心寺の敷地は約10万坪、甲子園球場が8個入るほど大きさで、敷地
内に36塔頭寺院、敷地外に10塔頭寺院と46塔頭寺院あり。
臨済宗と言えば座禅、禅なので日本最大の”禅寺”とよばれています。



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妙心寺山内図

敷地には妙心寺と名のつく寺はなく、勅使門、三門、仏殿、法堂、
大方丈、大庫裏、浴室の七堂伽藍の部分が妙心寺と呼ばれている。
七堂伽藍とは禅宗の基本的な造りの一つで、役割の違うお堂を別棟で
建てる造りのこと。

 

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右が南総門、左が勅使門
南総門から北総門まで600m。観光客だけでなく、一般の方の生活道に
になってるようで、自転車に乗った主婦が何台も通り過ぎていく(笑)

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南総門

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三門(山門) 唯一赤い建物
空門、無相門、無作門の三つ悟りの境地を表す三解脱門の略称。

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6月18日 山門懺法 時のみ特別公開される山門内

 

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仏殿


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妙心寺
 法堂 (狩野探幽の雲龍図は堂内の天井)

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度迫力
の鬼瓦
外からくる魔物を追い払うためか!?

 

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受付にて拝観券を購入


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狩野探幽(1602~1674) 雲龍図 堂内撮影禁止
直径12m、探幽が8年の歳月をかけて描いた、通称「八方にらみの龍」
京都随一の”天井龍”と言われている。龍はあらゆる生き物の祖であり、
九つの生き物が合体していると言われている。
角は鹿、頭はらくだ、目は鬼、体は蛇、腹はみずち、鱗は鯉、爪は鷹
掌は虎、耳は牛、らしい。

 


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大方丈  座禅体験も出来ます
せっかくなので、3分程、座ってみました(笑)

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妙心寺
派寺院名標

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左より2番目に”瑞巌寺”あり
昨年
行った、松島、そして、国宝”瑞巌寺”の記憶が蘇ります。
ヒマな方は2023-05のインフォメーションをご覧ください(笑)

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方丈内 ご本尊 「阿弥陀三尊像」

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大方丈の天蓋

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大廊下 映画の撮影等多し


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庫裏 大竈戸

 

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雲龍図 小型の複製あり これは撮影OKです(笑)

法堂、大方丈庫裏を一通り見学にて、退出。

 

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自転車だけでなく、車、タクシー等も時々通ります

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庫裏 屋根の上は煙出し
何百人もの食事を一度に調理、配膳ができます

 

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敷地内の塔頭寺院もそれぞれ大きい


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敷地内には保育園もあり どうりで子供乗せ自転車をよく見かけた
思い起こせば、私も保育園はお寺でした(笑)



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総門

世界遺産等に登録されてはいないので、観光客もそう多くなく、ゆったりと
回ることができました。しかし、最近は全然座禅は組んでいないな(笑)

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退蔵院の見所

 今回、記事・写真にはしませんでしたが、妙心寺の敷地内にある
退蔵院は、桜の季節、紅葉の時期はおススメです。機会があれば
ぜひ!

 次回は、すぐ近くにある、世界遺産、龍安寺編です。お楽しみに!