インフォメーション
JR嵯峨野線 花園駅
宿泊地の烏丸御池の地下鉄東西線より、二条でJR嵯峨野線に乗り換え
花園へ。駅を降りたが、周囲に花畑は全くない(笑)
花園の名前は、南北朝時代に妙心寺の開山にゆかりのある花園法皇より
来ています。
ちなみに、高校ラグビーの聖地の東大阪市の”花園”は、その昔、花の栽培が
行われていたのが由来だそうです。そして、高校ラグビーの京都代表で、
昭和43年より、11年連続で花園出場し、2度の準優勝を果たしたのが
”花園高校”です。その超名門校に大敗し、その悔しさから、本気で猛練習に
取組み、再戦では奇跡的に勝利し、後に全国制覇したのが、TVドラマにも
なったあの”伏見工業”です。
高校時代、ラグビーをやり、大学を伏見の地で過ごした私にとっては
感慨深い思いを、少し感じながら、妙心寺へ向かう。
妙心寺の南総門までは、歩いて5分程。
大本山妙心寺境内全景 花園高校も右側下部に
臨済宗妙心寺派 大本山妙心寺は、全国にある3,300ケ寺の総本山で
有名どころでは、宮城の瑞巌寺、石庭で有名な、世界遺産の龍安寺など。
妙心寺の敷地は約10万坪、甲子園球場が8個入るほど大きさで、敷地
内に36塔頭寺院、敷地外に10塔頭寺院と46塔頭寺院あり。
臨済宗と言えば座禅、禅なので日本最大の”禅寺”とよばれています。
妙心寺山内図
敷地には妙心寺と名のつく寺はなく、勅使門、三門、仏殿、法堂、
大方丈、大庫裏、浴室の七堂伽藍の部分が妙心寺と呼ばれている。
七堂伽藍とは禅宗の基本的な造りの一つで、役割の違うお堂を別棟で
建てる造りのこと。
右が南総門、左が勅使門
南総門から北総門まで600m。観光客だけでなく、一般の方の生活道に
になってるようで、自転車に乗った主婦が何台も通り過ぎていく(笑)
三門(山門) 唯一赤い建物
空門、無相門、無作門の三つ悟りの境地を表す三解脱門の略称。
6月18日 山門懺法 時のみ特別公開される山門内
度迫力の鬼瓦
外からくる魔物を追い払うためか!?
狩野探幽(1602~1674) 雲龍図 堂内撮影禁止
直径12m、探幽が8年の歳月をかけて描いた、通称「八方にらみの龍」
京都随一の”天井龍”と言われている。龍はあらゆる生き物の祖であり、
九つの生き物が合体していると言われている。
角は鹿、頭はらくだ、目は鬼、体は蛇、腹はみずち、鱗は鯉、爪は鷹
掌は虎、耳は牛、らしい。
大方丈 座禅体験も出来ます
せっかくなので、3分程、座ってみました(笑)
妙心寺派寺院名標
左より2番目に”瑞巌寺”あり
昨年行った、松島、そして、国宝”瑞巌寺”の記憶が蘇ります。
ヒマな方は2023-05のインフォメーションをご覧ください(笑)
方丈内 ご本尊 「阿弥陀三尊像」
大方丈の天蓋
大庫裏 大竈戸
法堂、大方丈、大庫裏を一通り見学にて、退出。
大庫裏 屋根の上は煙出し
何百人もの食事を一度に調理、配膳ができます
敷地内の塔頭寺院もそれぞれ大きい
敷地内には保育園もあり どうりで子供乗せ自転車をよく見かけた
思い起こせば、私も保育園はお寺でした(笑)
北総門
世界遺産等に登録されてはいないので、観光客もそう多くなく、ゆったりと
回ることができました。しかし、最近は全然座禅は組んでいないな(笑)
退蔵院の見所
今回、記事・写真にはしませんでしたが、妙心寺の敷地内にある
退蔵院は、桜の季節、紅葉の時期はおススメです。機会があれば
ぜひ!
次回は、すぐ近くにある、世界遺産、龍安寺編です。お楽しみに!