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6月16日、京都、2日目。昨日までの雨空と打って変わっての青空。
この日、向かったのは宇治。宇治に決めたのは、先ずは行ったことが
なかったから(笑)そして、下記の理由によります。
先月、あるお客の家に寄った際、長年、お取り寄せされているのか
あるお茶屋の広告かチラシが壁に貼ってあった。
そして、そのお茶屋の住所を見てびっくり。
”京都府綴喜郡宇治田原町”と書いてあった。驚いたのは、私が高校を出て
最初に住んだのが、”綴喜郡田辺町”だったから。現在は”京田辺市”になって
いるので、綴喜郡はすでに無くなったと思っていた。書くのが大変だし(笑)
さらに”宇治田原町”を調べてみたらなんと”日本緑茶発祥の地”でした。
大部分が山地で、宇治茶の主産地である。元々は田原郷であったが、宇治との
関わりが深くなり”宇治田原”と呼ばれるようになったらしい。
京田辺市 そして、綴喜(つづき)郡宇治田原町
宇治田原町の風景
何処かで、よく見た風景。私の郷里の隣町の八女、そのまんまです(笑)
なんだかんだで、お茶に縁があるんだな。
さらに、その数日後、東京FMのラジオのタマカワで玉川徹氏が京都の
大学時代、サークルでラグビーの練習で、良く宇治に行ったそうだ。
そして、名産品の宇治茶について語られているので少し驚いた。
私は、田辺や伏見と宇治の近所に住んでたが、不思議なことに一度も
”宇治”には行ってないし、行く機会もなかった。
宇治には世界遺産の平等院鳳凰堂、宇治上神社がありますが、私の学生時代
には世界遺産などの制度もなかったし、歴史的な神社、仏閣にも、そして
お茶にも、当然、興味はなかった。
2年程、伏見稲荷に住んでたが、参拝したのは両親が京都に来た時だけ(笑)
さて、この日はJR京都・奈良線より、宇治行に乗車。久ぶりにぎゅうぎゅう
満員電車。しかし、JR稲荷駅に到着し、ここでほとんどの客が下車。
私もここで、いつも降りてたが、初めてそのまま乗車して、びっくりだが
客は10名程になってしまった(笑)これはこれで、のんびりゆったりと
座れていいもの。それから、10分ほど乗車し宇治に到着。
JR宇治駅
昨日までは雨で涼しかったが、この日は晴天で、気温は30度越え。
旅行では晴れることは歓迎だが、今年、初めての30度超えとあって
めまいがする(笑)
先ずは平等院へ 徒歩9分
高い建物はなく、風情のある道が続く。午前10時頃ということもあるが
観光客も少数でのんびり歩けるのがいい、そして空気が美味しい。
辻利
前日、祇園の辻利店で抹茶のソフトクリームいただきました(笑)
付近図
現在地より平等院は近い。平等院のすぐそばには宇治川。歩道橋にて川州、
そして、向こう岸へ行けそう。さらに少し、歩けば宇治上神社へ
平等院鳳凰堂 10円玉に描かれています
晴天で良かった。池には逆さ鳳凰堂がくっきり
鳳凰堂の屋根には金の鳳凰が輝いている
鳳凰堂 と 修学旅行生
池には蓮の花
鳳凰堂には多くの至宝、彫刻・工芸の作品を見ることができる
下記の作品はすべて国宝です
阿弥陀如来坐像 と 雲中供養菩薩像
鳳凰堂の阿弥陀如来坐像は、日本の仏像作家を代表する仏師定朝の作。
そして、後ろに見える52躯の雲中供養菩薩像
運中供養菩薩像
各像には、南北1から26の番号が付けられ、いづれも頭光(輪光)を負い
飛雲上に乗ってさまざまの変化にとんだ姿勢をとっている
梵鐘 平安時代を代表する梵鐘のひとつ
壮麗な装飾が施され、「姿の平等院」と呼ばれ
天下の三名鐘として有名
鳳凰 元は鳳凰堂の屋根にあったもの
保存上の見地にて取り外された 2004年発行の一万円札に
描かれている
平等院ミュージアム鳳翔館では、上記の作品を含めた多くの至宝が
観覧できる
あじろぎの道
平等院を出て、宇治川沿いのあじろぎの道を散策。 そばには、屋形船あり
船に乗って食事ができる”船弁当”もあるそうです。そして、鵜飼までも(笑)
川州への橋は通行止め
昨日の雨で、川が増水し、流れが速い
宇治橋 と 紫式部像
源氏物語の最後の10帖は、「宇治十帖」と呼ばれる。平安期、宇治は
貴族たちの別荘地だった
宇治川 と 山
上流には天ヶ瀬ダム、下流では桂川、木津川と合流し淀川になる
宇治川 と 木陰
2年前の10月に、京都の伏見で十石船に乗り、三栖閘門へ。そこから、
宇治川を見た記憶あり。鴨川、桂川、それに宇治川と京都の川は風情
があってイイ。
次回は、伊藤久右衛門 と 宇治上神社 編です。お楽しみに!