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7月14日、5年ぶりに福岡へ。前回も山笠の時だったが、追い山
でなく朝山笠だったかも。その時も、昼間からフンドシ姿の若衆を
あちこちで見かけた。期間は7月1日~7月15日、およそ半月、
一番、博多らしさが感じられる季節かも。
博多は昔より、貿易等で栄えてきた商人の町。福岡は黒田官兵衛の
息子、黒田長政がこの地に城を築き、その祖父の地、備前福岡(岡山県)
から名前を取り、福岡と名付けられた。
以降、中州を流れる那珂川を挟んで東は博多で商人の町、西は福岡で
武士の町として、それぞれ特色のある双子都市として、発展。
明治23年、市名を”博多”、”福岡”にするか喧々諤々の大論争の末、
”福岡市”に、その代わりとして、鉄道駅名は”博多駅”となったそうです。
博多祇園山笠は、漫画アクション「博多っ子純情」作:長谷川法世にて
初めて知りました。1976年に連載開始で、博多を舞台にした青春漫画
は当時、初めてで、そして、主人公は郷六平、高校はラグビー部に入部、
当然、祇園山笠にも参加することに。そして、郷の彼女は、小柳類子。
二人の名は、福岡出身の郷ひろみと小柳ルミ子からに因る(笑)
他の登場人物もほぼ、福岡出身の有名人の名をいじった名前だった。
私が丁度、京都での大学一年生の時期で、福岡の事や、懐かしい言葉など
また、共通のラグビー部ということもあり良く愛読したものです。
博多っ子純情 長谷川法世
私は久留米の隣町、筑後羽犬塚の出身ですが、幼い頃に一緒に住んでた
叔父や叔母が福岡市内に住んでいた事もあり、よく遊びに行ってました。
そして、大学受験のため博多の進学ゼミにも、親戚から通ったことも。
だからでしょうか、博多にはちょっとした想い出と愛着心があり、また
高校ラグビーでは、東福岡がスクラム等で「オイサ、オイサ」の掛け声
にて、活躍を見てきたので、私も力仕事の際はつい、「オイサ」と言う。
もちろん「オイサ」は、博多祇園山笠の掛け声です。不思議に力出ます(笑)
フンドシではなく、締め込みでした(笑)
水法被は流や町ごとに違いあり
商店街の中に”飾り山笠” なんと!ガンダム
最上部は伸縮します。そして、煙or蒸気がでます(笑)
そう言えば、若い頃、仕事ぶりと名前をイジられ、
キドウ戦士ガンダムと呼ぶ人もいたな(笑)
その裏or表には騎乗の真田幸村
上に豊臣秀頼、さらに見えませんがその上に徳川家康がいます
八番山笠の説明文です。唯一”走る飾り山笠”です
飾り山笠。13ヶ所に設置されている。
その他の飾り山笠、舁き山笠等の写真、また、スケジュールや歴史等など
博多祇園山笠を詳しく知りたい方は下記の公式HPをご覧ください。
追い山 櫛田入りのメイン会場
清道旗の柱
追い山のスタートは4時59分、男衆の鬨の声が上がり一番山笠が太鼓の音
、「オイサ」の掛け声と共に清道内に駆け込んでくる。そして、清道旗を一周
したところで、一番山だけが唄える祝い唄を唱和。そして、舁きだして博多の
町に飛び出してゆく。その後、5分置きに、2番から7番山笠が入場して、
最後にデカイ八番山笠の入場となります。
7月15日 午前3時頃 櫛田神社付近
7月15日 櫛田入り スタート前 午前3時頃
小雨が降り続く。傘をさしての見学は通行の妨げになりできない。準備の
いい方はカッパ持参。私は傘のみだったので軒下に陣取る。後方に一番山笠
大黒流れの舁き山が見える。
一番山笠 先頭の子供たち
この日はTV中継もあり、子供たちへのインタビュー等もおこなわれていた。
その後も雨はやまず。時間は、4時半頃。徐々にスタート時間も迫ってくる。
1時間半、立ちっぱなしで足が硬直してきた。さらに、目の前の通行路が
徐々に狭まり、満員電車並みの状況で身動きができないほどに。
目の前の子供や若衆は、雨に濡れながらの待機。裸同然の恰好を見ながら
”男を磨いてくれ””体調を崩さないでくれ”と祈るばかり。夏場とはいえ
長時間、雨の中立ち尽くすのは過酷なものだから(感)
そして、時間はようやく、4時54分。スタート5分前の掛け声と合図に
緊張感と期待感が溢れ、熱気が伝わってくる。私も動画は撮りましたが
残念ながら見せられるものではないので、下記の動画にてご参考ください。
博多祇園山笠フィナーレ 午前4時59分!追い山笠スタート (youtube.com)
【祭】博多祇園山笠《追い山》 (youtube.com)
櫛田入り スタート前の風景 六番山笠 恵比寿流れ
博多祇園山笠の追い山、今年初めて見ることができ、感無量です。
年齢的なものもあり、見物するのはこれが最後になるかも(笑)
祇園山笠の祭りのように、常に”前を向きながら、進める男”で
ありたいと願うばかりです。
次回は、食べ歩き、博多編です。お楽しみに!