インフォメーション
村上 三面川 ウライ漁
新潟2泊3日の最終日、ようやく雨も止んで晴れる。
まずは、せっかくの温泉なので朝風呂へ。今朝は檜風呂を選択する。
他に誰もいなくて一人占めでゆったり。でも、海は見えず、粟島を拝む
ことはできなかった(笑)その後、朝食を終えて、ホテルの送迎車にて
村上駅へ。ロッカーにサックを預けて、サー出発。
前情報では、三面川の漁は川が雨で増水しているときは、はれても中止に
なることもあるらしい。9時頃から漁は実施されると聞いていたので、
とりあえず現地に向かう。
三面川中州公園
漁の場所は、種川と三面川の合流地点あたりと聞いていたので、下流へ
と向かう
ウライ漁の仕掛けがある地点へ到達 水は濁り増水している
この流れだと伊繰網漁も中止だなと諦めかけていたが、遠く岸辺に
船を2艘、発見。
伊繰網漁やってました。どんな動きをするのか、動画取りました。
採れたての鮭です
この日は鮭の姿は拝めないかもと、昨日の”千渡里”の話から覚悟していたので
感無量デス。漁師の方の言葉が聞こえた「イルのが確認できたよ」と。
この車は、この後すぐに出発したので、イイ時間帯にちょうどここに、
出くわしたのは、悪運、いや、普段の心がけかな(笑)
周りに人は多くなかっが、何かの取材等か、カメラも入っていたよう。
車も6~7台乗り入れてたが、2台は関東で、千葉と相模ナンバーでした。
世の中には好きな人がいるもんだ。人のことは言えんけど(笑)
実際に船のり込み、記念写真を撮る方もいましたよ
たぶん関東からきた方です。若いってイイナ(笑)
対岸に見える三面川鮭産漁業組合
ここでは、ウライ漁、また、鮭の販売をやっている。上流へ歩き橋を渡り、
また、下流へ戻るようなので、30分は歩くようです。すぐ近くにある
イヨボヤ会館へ行くか、対岸まで歩くかをためらうが、ハイキングだと
思って歩くことにした。ウライ漁、それに、鮭がいくらぐらいで販売
されているか興味もあったし。
ウライ漁は増水のため、中止のようです
本日は閉店です
養殖場
カンテラ釣りの人に声を掛けたら、今日の成果を見せてくれた
しかし、仕掛けの針のでかいこと。約30分程歩いてきたので
鮭の姿を拝めてなんだか報われました。何台か、車できて販売所が
閉店でそのまま帰る人もいたので、ラッキーでした。
遥か向こうに見えるのは雪山は蔵王連峰かな
冬の時期は、雨か雪か曇りの日ばかりの北陸では、貴重な景色です。
昔ながらの木の電柱が風情あり。
イヨボヤ会館
イヨボヤは鮭のことで泳ぐ鮭、他に淡水魚等も見ることができます。
イヨとは魚(ウオ)が転訛したもので、ボヤも魚の事を言う方言です。
遠い昔から人々と鮭との繋がりが強い村上。魚の中の魚という意味で
イヨボヤは、鮭のことを指しています。
種川に泳ぐ鮭
マスノスケ(キングサーモン)の魚拓
体長:1m10cm 体幅:33cm 重量:約16キロ
大型のブリ、小型のマグロ並みの大きさです(笑)
他に鮭漁の歴史や道具など、館内で見ることが出来ます。
館内に入る前に、かなり歩いたので、今回はサラット見学しました(笑)
いなほ号 車内
希望としては、駅弁「村上牛しぐれ弁当」で一杯やり、車窓を見ながらの
予定でしたが、残念ながら村上駅には駅弁や弁当類は一切ありませんでした。
牛しぐれ弁当は新潟駅で売ってるとの事。今回は缶ビール、日本酒を
かまぼこと、ナッツで寂しいお昼でした(泣)
さて、次回は”今月の一句”1月編です。お楽しみに!
割烹 千渡里 杉玉もありイイ感じ
ホテルはぎのやから、タクシーで10分程。6時半に予約で伺いました。
店名の”ちどり”、実は個人的に懐かしく、少し愛着を感じます。新潟の古町
”いっこう”では”ドキ”さんと呼ばれたと同様、小学校のときのあだ名が
”ちどり饅頭”とか”チロリアン”と呼ばれていた時期がありました(笑)
それが、変化、進化し、中学や高校では”チョさん”と呼ぶ人もいた。
現在、あだ名禁止の学校もありますが、これも昭和らしさかな(笑)
さて、先ずはカウンターに着席後、刺身の盛合せと生ビールを注文。
突き出し ナント、キクのおひたし、初めていただきました
食用菊というのが実際にあり、村上では、ケッコウ食べるようです。
解毒作用や血流を良くするので、高血圧の方にはイイらしい。
味はやはり”菊”です(笑)
刺身盛合せ
寒ブリ、イシモチ、ヒラメ。寒ブリは昨年、氷見で食べたモノと遜色ない
美味しさ。脂が乗り、サシも綺麗でした。イシモチの刺身は初めて、歯ごたえも
あり美味。ヒラメは”えんがわ”が大きかった。5キロサイズのヒラメとの事。
三種だけであったが、それぞれがモノが違う”逸品”でした。
この日、カウンターには、私以外に、地元のご夫婦が2名。大将はその奥に
座っていると若女将(娘さん)が教えてくれた。料理はそのご主人で、今日は
大女将は休みらしい。昼間は、一切、鮭、魚は食べず、夜に”千渡里”で食べる
のを楽しみに来たという話をすると、大将が「分かってるね」と一言(笑)
刺身の”寒ブリ”が氷見のと遜色ないという話には、大将が「そうだろう」(笑)
その辺りから、若女将だけでなく、大将や隣の常連のご夫婦とも色々と、
くったくのない会話ができ、楽しく飲食できました。
珍しく、表面に泡が
次に何を頼もうか、迷っていたら、大将が「今日はもずくがいいよ」との
事で注文
もずく
近海で採れた、しゃきしゃきとした、岩もずく。歯ごたえも良く、
健康にも良さそう(笑)
塩引き鮭
脂の乗った”カマ”を出してくれるのが、有難い。程よい塩加減、そして
ふっくらとした身の味わいがたまりません。
〆張鶴 同様 村上の代表酒 ”大洋盛”
この時期は”燗酒”が美味い!
塩引き鮭の皮のあぶり
残った皮を炙ってくれました。パリパリと食感も良く、イイつまみです。
追加で頼んだお酒、水?残念ながら、何だか覚えていません(笑)
はらこの粒がでかい、そして、プリプリ
サイドのたまご焼きと合わせて食べると、程よいイイ味で”絶品”でした。
出される料理が、すべてワンランク上の素材で、さすが、村上の名店です。
この日の話では、三面川の鮭漁が例年になく不漁、小田原がらみの話では
小田原おでんはカマボコばっかりだったとか(笑)アジのたたき、フライが
美味しいの話には、ピンと来てない様子。そういや、北陸の居酒屋等でアジ
料理は見たことない(笑)そんな、こんなで、飛び入り客にも温かく接して
くれるイイお店でした。お隣のお客さんにも、帰り際に「また、飲もうよ」と
声をかけていただきました(嬉)
お勘定ですが、諭吉さん一枚でお釣りがきて、懐にも優しかった。
新潟の古町でもそうでしたが、日本酒の産地という事もあり、お酒の価格が
全体的に良心的なのが、懐に優しい要因かな。
水森亜土の壁画
亜土さんとは何か特別な関係があるのかも?じゃなきゃ、ここまでの
大作は普通書けない(笑)
壁一面のサイン
中央部に角野卓三さんのサイン、写真も見えます。
その下方は村松友視さん等、他の方も全員、壁書きです(笑)
割烹というと敷居が高そうですが、家庭的で温かく、価格も良心的です。
夜だけでなく昼間も営業されており、定食等も充実してるようです。
機会があればぜひ、再訪したいと思います。次は夏季かな(希)
次回は、”三面川と鮭”を紹介します。お楽しみに!
吉永小百合さん 大人の休日俱楽部のポスター 村上観光案内所にて
新潟駅より羽越線に乗車し、村上駅を目指す。新潟へは出張で良く行った
話を前回したが、もう一つ、忘れられない事がある。横浜の青葉区より
引っ越して、小田原に住んでもう、約30年程。その当時は、妻に子供も
いたので荷物も多く、また、新居はマンションの5Fだったので、大変な
引っ越しになるので、会社の社宅(小岩)住んでた部下より、2名手伝い
に来てもらった。実はその2名が、新潟出身で、二人ともいい性格で、
いい人柄で、それに酒好きだったな(笑)
車窓から見える阿賀野川。
信濃川も大きいが、阿賀野川も相当大きい。その上流は、数か月前に
行った、福島の会津です。
この日も雨でしたが、一瞬、晴れ間があり虹が見える
粟島島内どこでも無料WiFi
無料WiFiでなく、”粟島”に驚き!実は部下のうち、一人がこの島の出身
だったから。当時の認識としては、小さな島でほぼ無人島に近い(笑)
と思っていたが、今では、ケッコウ、”青い海”、”壮大な自然”を売りに
特に夏場は、体験型の観光地として、人気があるようです。
駅前ロータリー 昭和感のあるモニュメント
汽車の碑 懐かしい歌です 作:村上出身の大和田愛羅氏
駅前にある町家造りの観光案内所 右端に塩引き鮭
パンフレットの地図等で、散策のコースや鮭漁の場所や時間等を丁寧に
教えていただきました。
村上出身の平野歩夢選手の写真・サイン等
スノーボードのハーフパイプで、ソチ、昌平オリンピックにて連続銀メダル
北京では、また銀メダルかという中、最終滑走で劇的な高さの演技を決め
逆転の金メダルを獲得。TVで見ていて感動しました。
常磐園 天保10年(1839年)創業
北限の村上茶の製造、販売
てんや 味噌醤油店
村上で3百年以上続く老舗。びっしりと積まれた、木枠に入った醤油。
馬刺し、刺身等、こちらの醤油でたべると美味しいとの事。
九重園 村上藩より緑茶づくりを命じられた茶舗 当主は9代目
常念寺 色づいたイチョウの木、風情が感じられます。
町家通りから、一本奥に入ると、多くのお寺がある通りに。
この寺は松尾芭蕉も参拝した、由緒あるお寺でした。
常念寺 白壁土蔵の本堂
白壁土蔵造りとしては、日本一大きく、重要文化財に指定されている。
越後村上 うおや 塩引き鮭がずらり
冒頭の吉永小百合さんのポスターが撮られた場所です
小百合さん同様、この場所で記念写真を撮られる方、多いようです(笑)
さて、お腹もすいてきました。鮭料理は今晩、予定していたのでお昼は
村上牛をと、江戸庄さんへ
江戸庄
メニュー
他店にて、食中毒があり、残念ながら、人気のレアステーキ丼は提供不可
になったようです
村上牛 うす焼き丼(上)
美味しかったけど、肉が薄いので、量的に食べた感は無し(笑)
ステーキ丼の方が良かったかも。
こちらも、塩引き鮭がズラリ
店内には、村上の地酒、太洋盛、〆張鶴が各種、取り揃えてありました。
実は、この後、雨風がひどくなり、雹(ひょう)も降ってきたりで、
この日は撤収することに。やはり、冬場の北陸の天気は厳しい。
こんな日は、ゆったりと温泉ですよね(笑)この日の宿泊は
瀬波温泉”はぎのや”、早く温泉に入りたくて、3時前に到着。
一人でしたが、駅まで迎えにきていただきました。感謝。
露天風呂から粟島が良く見えました。晴天なら夕日が綺麗らしい。
写真は穏やかですが、この日は大荒れの日本海でした。粟島出身の彼の
話では、冬場は里帰りしない、船が出ないからと言ってた(笑)のを
思い出しました。
さて、次回は、”割烹 千渡里”を紹介します。お楽しみに!
早いものでいつの間にか、今年も終わり、年の暮れを
迎えようとしている。特に、今年も何かを成し遂げたと
いう事はないが無事に大病や怪我もなく、生きている事を
素直に喜んでいい、年齢になったかと思う、今日この頃。
一人モノのおじさんが一番厄介で、困るのが
やはりクリスマス。ケーキ、そして、チキンを買う
べきか、ケッコウ迷うもの(笑)よく考えれば、北海道
産の食材は、広告等でよく見るが、取り寄せしたことは
一度もない。そこで、色々検討した結果、北海道枝幸の
毛ガニを、ついでに枝幸銀毛鮭のいくら、猿仏産の帆立
を取り寄せることにした。値段は高いが、最北で質が良
さそうなので、届け日を12月24日にて注文。
メリー・カニスマスで一杯飲るかな(笑)
昨年の12月は、富山の氷見へ寒ブリを食べに行きました。
その時の記事は2023ー01にあるので、興味のある方はご覧ください。
今年は、残念ながら未だに、「寒ブリ宣言」がされていないようです。
氷見寒ブリの断面図、味はもちろんだが、比類なき美しさ
温暖化の気候に因るのか、詳しいことは分かりませんが、先日、行った
村上では鮭でしたが、他にもさんま、鰰など不漁のニュースが続々と
聞こえています。来年は、大漁のニュース、多く聞きたいものです。
次回は、村上の町屋の風景を紹介します。お楽しみに!
夜の万代橋 あの名曲”新潟ブルース”が浮かんできます(笑)
夕方、5時半頃、宿泊のホテルを出て、万代橋を渡り古町へ向かう
18年ぶりの新潟、この時期はだいたい雨か雪で、懐かしい。
降り続いた雨も、一時的に止んでいるのが有難い。
当時、新潟市内はもちろん、長岡、柏崎、直江津、魚沼など良く出張
で行った。その際は、出張手当等もあったので、その度に居酒屋へ行く
のが楽しみで、なにしろ、魚が美味しく、名酒が安く飲める(笑)
冬場はトンネルを抜けると”雪国”という風景、そして、嵐か台風
が来たかのように荒れる日本海は、冬の新潟らしく、鮮明に記憶に
残っている。そして、他にも色々、新潟には好印象のことが多い。
今回の旅の中で、機会があれば話て行こうかと思います。
約、30分弱歩き、ようやく店へ到着。
玄関には杉玉、店名は瓢箪に小さく表記、いい雰囲気です
暖簾をくぐると、女将さんが出てきて、「予約のドキさんですね」の挨拶。
久々というか、小学生の頃、人の名前を逆さ読みするのが流行った事が
あって、「ドキ」と言われて、思い出し笑い。女将さんに本名をいうと
「他のお客様に、ドキさんていらしゃるので間違えました」との事。
本当かな?!。そんな事もあり多少の緊張感をもって入店しましたが
おかげで、心が和みました(笑)
そして、靴を脱いでカンター席へ。そこには、男女のお客が一組だけで
ゆったりと座ることができました。
通常だと、瓶ビールで始めるのだが、ハートランドの生樽という事で
生ビールを注文。
ハートランド生ビール、そして、薄張りグラス
美味しかったので、生ビールおかわりしました。
このグラスは洗うの大変でしょと、女将に尋ねたら、よく
割っちゃうそうです(笑)
お通し、鶏のつみれ汁、鰊のみそ和え
寒い中歩いたので、つみれ汁が有難い、そして、美味しい。
お通しで、これかと期待がふくらむ。箸袋に”いっこう”が”一幸”と
さりげなく書いてあるのもイイ感じ。
立派なひょうたんのようです 縁起物です
ひょうたんの花言葉、「幸福」、「繁栄」、「平和」、「夢」
※秀吉の馬印がひょうたん、千成瓢箪
カウンターの端には坪庭
本日のおすすめ 普通とは違う、ワンランク上の料理感あり
ばい貝旨煮 こっちへ来たらやはりこれです
そして、やはり日本酒、 村裕 いただきました
刺身の盛り合わせ これで一人前です
各々美味しかったが、しめ鯖、南蛮海老が印象に残りました
牡蠣は熱が通りやすいよう刻んである
子供の頃、茶碗むしが大好きで、これで、ごはんも茶碗蒸しも二、三杯
食べていた記憶が蘇る(笑)
メギスと野菜の天ぷら
メギスは深海魚で、キスとは別物とのこと。キスより肉厚感もあり美味しかった
ニギス、沖ギスとも呼ばれ、日本海側の北陸地方で、よく採れ、食されている
ようです。名前はよく聞いていましたが、初めていただきました。
厨房の大将は忙しい中、私の質問や問いかけにも優しく、丁寧に応えて
くれる本当に”人柄”のいい方で、感謝です。
久保田等で有名な朝日酒造の朝日山の純米酒
熱燗でいただきました。昔、長岡のお客の親父さんが、晩酌はいつも
”朝日山”だと言ってたのを思い出しました。そして、その”朝日山”を
自宅に送っていただいた事も。また、直江津のお客さんからは、
お米”ササニシキ”を送っていただいた事も。
新潟が好印象なのは、こういう事があったからかな(笑)
さすが新潟、色んなお酒があり 価格もお手頃です
鶴齢の梅酒純米吟醸仕込み
〆のお酒はこれです。最近は、ようやく健康を考えて飲酒(笑)
梅の効能は多く、血をさらさらにしたり、血圧をさげる効果あり。
以上、ケッコウ飲み食いし、おなか一杯になったので、〆てもらう。
勘定が来てびっくり、ナント「福沢」さん一枚で、お釣りが来ました。
天候は厳しいけど、人にも、お財布にも温かく、優しい”新潟”です。
”いっこう”さん、機会があれば、再訪させていただきます。
次回は、月替わり 12月 今月の一句です。